Chiristina Ricci
Chiristina Ricciがお気に入りだ。
1998年の『Buffalo '66』以降の彼女は素晴らしい。
もちろん子役時代の『The Addams Family』や『Casper』でも大きな目と広い額が印象的で、存在感のある所を見せていたが、どちらかと言えば変わった少女だなというふうにしか見られなかった。
アメリカの女優はキャラ的にオーバーな人が多いのであまり好みではなかった。
唯一、Winona Ryderが贔屓だったが、変な事件後はエキセントリックになってしまったし・・
ところが『Buffalo '66』ですごく太ってしまったChiristina Ricciの演技を見てからはすっかり彼女の魅力にとりつかれてしまったようだ。
『Pecker』『200 Cigarettes』と立て続けに見たが、どちらも素敵だった。
二十歳にもならない小柄な女の子が、スクリーンですごいオーラを発していた。
ときおり見せる笑顔は無邪気で可愛いものではなくて、何だか人生や世の中の出来事を全て知り尽くしている賢者のようだった。
Jonny Deppと共演した『Sleepy Hollow』ではゴシック風味の衣装に身を包んだChiristina Ricciがやや太めだが可憐な印象の役を演じていた。
もっとも作品自体はあまり感心しなかったのだが・・
音楽が綴る大河ストーリーの『The Man Who Cried』ではユダヤ人少女の波乱に富んだ半生を演じていた。
この作品ではすっかりヨーロッパの映画に溶け込んで何の違和感もないChiristina Ricciが見られる。
プロフィールを見ると彼女は正式な演技指導を受けていないらしいが、幼くして身についた演技力は天性のものなのだろう。
『Prozac Nation』は彼女が制作も手がけた野心作で、日本では劇場公開されたのかどうか分からない。
自傷癖と薬物依存を描いたこの映画は当初字幕無しのDVDで見ていたのでセリフの細かいところが分からなかったのだが、後にCSで放映されたのでもどかしさから解放されたものである。
このころからChiristina Ricciはメジャーな作品よりもカルトっぽい映画に興味を示すようになったのだろうか、めっきり作品が日本公開されなくなった。
『Pumpkin』も学園を舞台にして精神薄弱者との交流を描いた作品だが、Amazon USAで買ったDVDを何度も見てストーリーを推測しているわけである。
2003年の『Monster』はCharlize Theronのアカデミー主演女優賞を穫った怪演が話題となったが、ストーリーのカギを握るのはChiristina Ricciであった。
荒んだ内容の作品のなかで彼女が演じた純な少女は、映画を見終わった観客にいちばん印象を残したのではないだろうか。
殺人シーンも多くて陰惨な作品だが、Chiristina Ricciを見たいがためにこの作品のDVDはすぐ出せる場所に置いてある。
今年、日本でも奇跡的に公開されている『Black Snake Moan』だが、無茶苦茶に細くなったChiristina Ricciが見られる。
今回の彼女は傷だらけでボロボロの女性の役なんだけど、やっぱりすごく魅力的だ。
Samuel L.Jackson演じるブルース・マンもすごく良くて、音楽も素晴らしい。
例によって字幕無しDVDで見たときには、どうせ日本じゃ公開されないだろうと思っていたのだが、単館で公開されているのには驚いた。
犬みたいに鎖に繋がれて、目の回りに痣を作っていたってChiristina Ricciはキレイなんだよ。本当に。



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