2008年8月18日 (月)

UNCLE "SHOWA"17

「叔父さん、こんにちは」
「おお、羽務須太雄じゃないか。何年ぶりになるかな、まあお上がり」
「叔父さんからハムスターをもらったのが十年くらい前ですからね。いやあご無沙汰してました」
「もうそんなになるか。ところでハムスターは元気でやっとるか」
「とっくに死にましたよ。ハムスターって2年くらいしか生きないじゃないですか」
「だってお前はピンピンしとるし」
「羽務須太雄は名前ですよ。人間ですから」
「ところで須太雄は幾つになった?」
「今年で26になります」
「ほう、犬でいえば120歳くらいじゃないか。大したもんだ」
「いや、人間ですからまだまだひよっこです」
「わしなんか、あと数年で年金が貰える歳になってしまったよ。実際貰えるかどうかはわからんが」
「身体の具合はいかがですか」
「人間も50を過ぎればガタも来るわ。最近は腸の具合がイマイチでな」
「食生活に問題があるんじゃないですか。壮年男性に大腸ガンが多いっていうし」
「そういえば昔みていたドラマに『大腸にほえろ!』というのがあったな」
「病院ものですか?」
「いやいや、刑事物だ。いろんなキャラクターの刑事が出ては人気を博しておった」
「へえ、どんな刑事ですか?」
「ドリアンという刑事がいたな。みんなからは『ドリさん』と呼ばれておった」
「好き嫌いが分かれそうだな」
「腸詰という年配の刑事は『腸さん』、山芋という渋い刑事が『山さん』だ」
「なんかクセのありそうな連中ですね」
「そういう刑事ばかり集めたのさ。他にもクサヤ刑事とかガーリック刑事とか」
「すごいな」
「『股下』と呼ばれて女性ファンの多かった刑事もいたっけな」
「どういう趣味ですかね」
「何年も洗濯してないシャツを着た『ワキガー刑事』とか、女物の下着を着けた『ズロース刑事』とかは異色だな」
「もっと爽やかな刑事はいないんですか?」
「『シンコ』という女刑事がいたが長年勤めているうちに『オシンコ』になった」
「加齢には勝てなかったんですね」
「『左太めで右加齢』ということわざもあるからな」
「どういう意味ですか?」
「なに、満員電車の状態を表しているんじゃろ」
「なるほど」
「とにかくすごいドラマだったな『大腸にほえろ!』は」
「でも沢山の刑事が出て、話が混乱しませんでしたか」
「ある時期になると1人ずつ去っていくんじゃよ。その時は盛大にみんなでお祝いしたもんだ。『純食』といってひたすら食いまくる」
「いまの大食い番組の先駆けですね」
「だからみんな大腸を壊して検査で吠えるのじゃ」
「昔の刑事物はなんだか刺激が強そうでイヤですね」
「なんといっても警視庁『鼻曲がり署』だからな」

Daicho

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2008年7月10日 (木)

明日に向かってハラショー(Mattarism64)

仕事は低調である。
原油の高騰に起因するガソリンや諸物価の相次ぐ値上がりは消費者の財布のヒモを堅くしているのだ。
また、昨今のキーワードの「エコ」にしても、「エコ=節約」みたいに考えられているから、なおさらみんながケチになっている。
現在の諸物価高騰が昭和のインフレと決定的に違っているのは個々の収入が反比例して下がっていることだ。
こと「衣」に関する仕事は軒並み絶不調であり、やはり「衣・食・住」の中では一番重要でないということなのだろう。
だから仕事場でヘラヘラ笑ってばかりはいられない。
といって目を三角にしてばかりでも疲れてしまうけどね。

話は変わるが、アシスタントの女の子の彼氏は警察官である。
前回の聖火リレーでも善光寺に駆り出されたが、今回も洞爺湖サミットの警備で北海道に派遣されているそうだ。

「どうなのサミット?」
「あー、行ってますねー。17日まで帰ってこないんですよ」
「え?だって9日で終わるじゃない」
「何か、後片付けとかあるんですよー。最後の2日は休暇らしいけど」
「ふーん」
「あー、そういえばサルコジの奥さんですね」
「ああ、来なかった人だね。なんでもCDが出るからとかで」
「すごいですよねー。そんなのカンケーないみたいな」
「まあスーパーモデルだからな」
「家で何もしなさそうな気がしますねー」
「サルコジだからな」

そこへ電話が鳴った。
得意先の女性からだった。
「もしもし・・・あー単価ですね。えーと○○になります・・・はい、◇◇さんですね、ところで小池栄子に似てますよね?・・・え、似てない?・・・ではどうも」

「あー▲▲会社からでしたか」
「そう、◇◇さんだった」
「その人って小池栄子に似てるんですか?」
「いや、似てないよ。ただ言ってみただけ」
「あーそうですか。でも小池栄子に似てるって褒め言葉なんですかねー?」
「どう取るかはその人次第だね」
「巨乳とか」
「いや、全然。でも背は高いよ」
「あー、最近は背の高い人多いですねー」
「そういえばそうだな。女の人の長身化が進んでいるんじゃないか」
「でも配達に来る男の人はすごい小さいですよ」
「そう、これからは小さい人が主流になるぞ」
「えー?でも昔よりみんな背が伸びてるじゃないですか」
「もう止まるさ。これからの社会は小さい方が絶対いい」
「うー、例えばどんな?」
「家が広く使えるだろ。天井なんてすごく高くなるから気持ちが良いぞ」
「でも蛍光灯とか替え辛いですよ」
「サミットで温室効果ガス削減とか言ってるけど、それより人間を小さくするほうが全然エコに繋がると思うけどね」
「小さくって、どのくらいですか?」
「2050年までに50%にすれば」
「それは小さいですね。ウチなんか80センチくらいになっちゃうよ」
「なーに、遺伝子の研究とか進んでいるし、そのくらいは可能だろうさ」
「あー、小さいと食事も少ないですねー」
「そう、車とかも小さく作れるからガソリンの節約になる」
「なるほど」
「それに毎年サイズが小さくなるから洋服とか靴とかも売れるだろう」
「そんなにみるみる小さくなるんですかねー」
「電車に乗ったって、今まで7人掛けだった椅子に25人くらい座れるし」
「すごいですね」
「でね、先生とか警官とかはサイズを小さくしないんだ。そうすれば学校で生徒が暴れたり、街で強盗とかあっても取り締まりやすいじゃない」
「あー、大きくて強いんですね」
「そう、誰かが言ってたけど、そのうちにスポーツで新記録が出なくなる時が来るって。案外、人間のサイズが小さくなるからなんじゃないか」
「でも、良いことばかりじゃないですよー」
「何で?」
「あー、猫に襲われたりして」

Cat

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2008年7月 5日 (土)

α計画(仮称)

NikonからD700が発表された。
D3に続くフルサイズセンサー採用機種であり、個々の仕様を見るとD3の廉価版というよりも正常進化版といった感じである。
この後、NikonはD3Xとして画素数を上げたモデルを出してくるだろうし、Canonも5Dの後継機種を投入する時期を待っているだろうし、1D系も何らかの見直しを計るだろう。
さらにSonyも自社センサーでフルサイズに参入するというし、今年の秋はデジタル一眼レフの地図が大きく塗り替えられる気配である。

そんな世間の流れとは逆行するように、私はこの春Canon20Dを売却してKiss X2を購入したのは以前に書いたとおりである。
小型軽量のカメラには相応しくないからというわけで、EFS17-55mm ISを手放してEF35mmを購入した。
Kiss X2のキットレンズ2本と、EF35mm、20Dのころに所有していたEFS10-22mm、EF50mmの5本でたいていの撮影は済む。
ブラブラ撮影会などのスナップであればキットレンズのみで大丈夫である。

先日、速水清司さんのライブがあり、久々にHP用の写真を撮影した。
Kiss X2にしてからはじめてのTACTでの撮影であったが、バッテリーグリップを付けて、唯一所有しているEF70-200mm F4 ISのLレンズを持参してみた。
今回の目的のひとつにはこのレンズとEFS55-250mm ISの画像の比較があり、両レンズで同じカットを何枚も撮影してみたのである。
70-200mmは20Dのころから絶対的に信頼を寄せているレンズで、私はステージ近くで撮るよりも多少の距離を置いてこのレンズで撮影するほうが好きなのだ。
(演奏もちゃんと聞くことができるし)
Lレンズにしては小ぶりだし、レンズ内手ブレ補正も強力なので重宝していた。

対するEFS55-250mm ISはレンズ重量が390gと軽く、明るさこそ劣るものの手ブレ補正は4段分とより強力なものになっている。
Canonのお得意のUSM(超音波モーター)も搭載されず、オートフォーカス時には多少やかましいのだが、それほど合焦に時間がかかるわけでもない。
何よりも軽いので手持ちで撮影していても何ら苦にならない。

結論として、Kiss X2での撮影ならばEFS55-250mmで十分なことがわかった。
WEBで使用するには全く問題がないだろう。
それがわかったので即座にEF70-200mmは売却することにした。
世の中はフルサイズに移行するかもしれないが(ハイエンド層は)、それにはNikonにせよCanonにせよボディとレンズで100万以上の費用がかかる。
写真を仕事にしているわけじゃないからね。

さて、レンズを売却してどうしたかといえば、Sonyのα200とTamronのA09を購入したのである。
TamronのA09はずっと前に初代Kissデジを使っていた頃に購入して、ライブ撮影を試みたことがあった。
結果は惨憺たるもので、おそらくは私の技術が未熟だったせいでもあろうが、ピントの甘いしまらない写真ばかりであった。
そのときはガッカリしてすぐに売却し、EFS17-55mmを購入したのである。
しかしその後、他の人が撮られた画像を見るとA09は悪いレンズではないことがわかった。
そしていつかまた使ってみたいなとずっと思っていたのだ。

α200は全然頭になかった。
ミノルタがコニカミノルタになり、カメラ部門がSonyに移行したことは知っていたが。
ここへ来てα200の価格が急落し、コンパクトデジタルカメラと同じくらいになったことを知って、興味を持ったのだ。
同じAPS-Cセンサーのデジタル一眼レフをまた購入するのはどうかと思ったが、ボディ内手ブレ補正が効くことに非常な魅力を感じた。
ついでにSonyのカメラならTamronやSIGMAのレンズを付けてもおかしくないと思ったからと言う理由もある(Tamron、SIGMAファンの人にはごめんなさい)。

ということで、ついでにSIGMAのAF30mm F1.4も購入した。
大口径ズームと明るい単焦点レンズの組み合わせというわけだ。
α200は完全にライブ撮影(近距離)とポートレイト用に限定するつもりだ。
だからKiss X2をメインに使用することには変わりはない。
(軽快さという点では比較にならないから)
ボディ内手ブレ補正であるということで、他にも使ってみたいレンズが色々あることは事実なんだけどね。

Afl

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2008年6月 4日 (水)

ヒーローを探せ〜しりかん21

「よお、木島」
「やあ、桑島」
「景気はどうだい?」
「相変わらずの右肩下がりだ」
「ものを売る仕事はもうダメだな」
「全くだよ。おれは脱サラしようと考えてる」
「ほう。でも年齢的にも世の中的にも厳しいぞ」
「映画のストーリーを考えたんだ。ハリウッドに売り込む」
「いきなりハリウッドか。無茶だな」
「日本じゃケチくさくてダメだからな。それに最近のハリウッドはネタに困ってるみたいだし」
「まあ日本のリメイクとかやってるくらいだからな。で、どんな話だい?」
「ヒーローものだよ」
「ハリウッドぽいね」
「主人公は常人の10倍速く動けるんだ」
「スーパーマンみたいなもんだね」
「でも速いだけで強くもないし、空も飛べない」
「なるほど」
「例えば、線路で轢かれそうになっている人がいたら列車より速くそこに走って助け出すんだ」
「その人を背負って走り去るわけだな」
「そう。おんぶしたまま線路の上をすごい速さで走り続ける。その後ろを列車が追う…」
「疲れちゃうだろ。線路から離れたほうが良いんじゃないか」
「またあるときは誘拐された女の子を乗せたクルマを追跡する」
「追いつけそうだな」
「走ったままクルマの横に近づいて後部座席のドアを開けて、サッと助け出す…」
「でも今月から後部座席もシートベルト着用が義務づけられてるよ」
「じゃあサッとは助け出せないな」
「警官を背負ってクルマまで走ったほうが良いんじゃないか」
「そうか。ではそういうことにしよう」
「この話にはロマンスとかはないのか?」
「あるとも。ある危機から救った女の子と恋に落ちるんだ」
「手も早いのか」
「早速、ラブホテルに連れて行って窓口で値切るんだ『すぐ終わるから安くしてくれ!』って」
「なんだコメディなのか」
「タイトルは『スピードマン』にしようと」
「ダメだよ。その邦題の作品はすでに作られてるよ」
「え、ほんとうかい?」
「そうさここを見てごらんよ。日本でのタイトルは『スピードマン』だ」
「うーむ。じゃあとっておきのやつを」
「またヒーローものかい?」
「タイトルは『3倍マン』」
「微妙だな」
「四角いジャングルを東へ南へ西へ北へと駆けめぐる」
「プロレスものかよ」
「3倍マンを育てたのは親マンで、兄弟に跳ねマンと倍マンがいるんだ」
「3兄弟だな」
「3倍マンの敵は役マンという名ですごく強い」
「きっと中国人だな。スウ・シー・ホウとかいうんだろ」
「役マンは平和を好まないんだ」
「安い手だからか?」
「もともと3倍マンは普通の少年だったが、親マンが修行に出したんだ」
「どこへ?」
「『ドラの穴』だ。お前はドラになるんだ!」
「なんだよ、それ」
「厳しい特訓を受けてドラの穴を卒業した少年は、やがて3倍マンとして活躍するわけだ」
「衣装とかも考えてるのかい?」
「とりあえず、サンバイザーを被ってるというところまでは…」

1

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2008年5月28日 (水)

椅子の上にも三年(Mattarism63)

気温が同じでも湿度が高い日は気持ちが悪い。
日本の夏はまさにそのせいで蒸し暑く、仕方なくエアコン頼みになるわけだ。
いわゆる「除湿」機能がちゃんと作動すれば温度を下げなくても快適に過ごせそうだが、一般的なエアコンだと「除湿」という名の冷房だから設定温度を下げないと意味がなかったりする。
なかなか快適な環境にするのは難しいものだ。

「きょうは暑いけどカラッとしてるから過ごしやすいね」
「あー、そうですね。汗もかかないし」
「でも知り合いの会社にいるベトナムの人なんかは日本の夏でも乾燥しててダメなんだって」
「えー、あんなにベタベタしてるのにですか?」
「うん、リップ塗らないとすぐ唇がひび割れちゃうらしいよ」
「じゃあ冬なんて大変ですねー」

冬は私も苦労したからな。
親指の関節なんてひび割れしなくなったのは5月に入ってからだったし。
アシスタントの女の子なんかはまだ若いからそんなことはないだろうが。

「あれ?まだ▲▲は来てないの?」
「あー、あそこはいつも遅いですよ。お昼ギリギリじゃないかなー」
「▲▲の他の営業なんかは早い時間から外回りしてるのにな。うちの担当はあちこちでお喋りばかりしてるからな」
「あの人は良く喋りますよねー」
「だいたいが仕事以外の話なんだよな。仕事の話をするとすぐ帰るし」
「うー」
「そのうち呪いをかけてやろう」
「えー、何ですか?呪いって」
「呪った相手は皆、醜く太るんだ.。足は象みたいになる」
「うわー、それはやだなー。女の敵ですね」
「そうとも」

実際は私のアシスタントの女の子よりも別の営業のアシスタントのほうが全然太っている。
そのくせ肩とか脚とか平気で露出しているから見苦しくて困る。
例のビリー体操をしばらく続けていたが何ら効果はなく、最近まではWii Fitを真剣にやっていたらしいが扁平足になっただけのようだ。
彼女はときどき仕事場の自転車に乗って近所に出かけることがある。
やけにタイヤの空気が少ないと思って押してみたら普通に入っていたので驚いた。
別に私が呪ったからというわけではないが…

「あー、さっきKさんが来ましたよ」
「ふーん、何か変わったことがあった?」
「おでこを虫に刺されてましたね。すごい腫れてた」
「何の虫?」
「さあー、蜂とかじゃないですかね。クルマの中にいたって」
「おでこを刺されるなんてイヤだね」
「バックミラーを見たらおでこに何かついていたらしいですよ」
「カブトムシとかなら良かったのにね」
「それはそれで鬱陶しいんじゃないですかねー」

仕事場の近所の家々には花が咲いたりして良い感じの季節である。

Lf

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2008年5月24日 (土)

How does it feel

きょう5月24日はBOB DYLANの誕生日である。
DYLANは41年生まれだから満67歳になったわけだ。

これまで公式に発表されたアルバムが45枚、公式ブートレッグが’5枚発売されている。
私が聴き始めたときにはすでに『Desire』が発売されていたのでファンを名乗るにはずいぶんオクテだったわけだが、とりあえず遡ってデビューアルバム『Bob Dylan』から一昨年の『Modern Times』までずっと付き合ってきた。
音楽的にはどうだかわからないが、精神的には非常に影響を受けたし、尊敬するアーティストであることは間違いない。

来日公演は4回足を運んだが、やはり78年の初来日の武道館に最も感銘を受けた。
そのせいか巷では評判の芳しくないアルバム『Street Legal』は私のお気に入りの作品である。
その中の1曲、日本で作られたとも言われる「Is Your Love in Vain?」は武道館で披露されたときも、アルバム収録されてからも違和感を覚えたものではあったが。

未だに現役アーティストとしてライブ・パフォーマンスを続けているDYLANだが、その歌に心打たれたのは94年の東大寺でのライブが最後である。
ニュー東京フィルハーモニック・オーケストラをバックに歌われた「A Hard Rain's A-Gonna Fall」をBSで観ていた時には思わず身震いしてしまった。
世紀が変わって来日したDYLANのライブには期待していたほどの感動はなく、その後にリリースされた『Love and Theft』や『Modern Times』は全米セールスの好調さにもかかわらず、音楽的にも詩的にも新しさを感じさせてはくれなかった。

BOB DYLANはすでに伝説になっているのだろう。
ここ数年のDYLANを取り巻く動きを見ていても、彼の業績を神格化しようとするものばかりに思われる。
私など、DYLANフリークでも何でもないから、そうした刊行物や毎月のように出回る近年の海賊版ライブCD・DVDには一切興味がない。
ただ『Blonde on Blonde』や『Blood on the Tracks』、『Hard Rain』などのかけがえのないアルバムは決して色褪せることはないだろうし、これから先も私の良き伴侶となってくれることだろう。

若い頃の無茶が祟っているのか、DYLANは実年齢よりずっと年老いて見える。
ムッシュかまやつよりも2歳年下なのに。
そういえば高田渡さんもすごく老けて見えたっけ。

ともあれHappy Birthday , Mr.DYLAN

Mrd

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2008年4月26日 (土)

猫とか花とか

Noman
猫はいつも同じ場所にいるとは限らない。
個々のテリトリーは確かにあるのだろうが、時間や天候に大きく左右される。
だからたまたま出くわすと何故か安心する。
外で暮らす猫(野良猫ばかりじゃないけど)の存在理由はそこにある。
Mfl
花もまた一日の間に表情を変える。
この花も朝撮影したので元気だが日が照ってくると少しグッタリするようだ。
昨日咲いていた花がきょうには花弁を落としていたり、また新たな蕾ができていたりするのも面白い。
仕事場のとなりに住むお婆さんと草木の話をするのだが、いろいろ教えられることも多くて楽しいものである。

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2008年4月 2日 (水)

Slight thing

Colb

4月だ。
新年度が始まり街にはフレッシュマンがあふれて活気づいたことだろう。
あいにく私の周囲ではそんな兆候は微塵もないが。

さて先日購入したEOS KissX2だが、まだ数百枚しか撮影していない。
20Dとの比較はあくまでもフィーリングだけだが、それほど劣っているとは思えない。
本体が軽いことは非常に有り難くて散歩に首から下げていても邪魔にならない。
キットレンズのEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISが良い出来だったので、あわててEF-S55-250mm F4-5.6 ISも追加購入してしまった。
こんなことならはじめからダブルズームキットを買えば良かったなあ(後悔)。
これまたすこぶる軽くて、しかもISの効きが抜群に良いから多少のレンズの暗さも気にならない。
銀座のライブではこれまでEF70-200mm F4L IS USMを使っていたのだが、次回はこれも持って行ってみよう。
写りに遜色がなければ機材は軽いに越したことはないから。
やはりKissクラスのカメラにはEF-Sレンズのラインアップがバランス的には合っているのだろうな。
もっともEF-S17-55mm F2.8 IS USMは別格で、これを付けたKissX2は胸の前でお辞儀をしてしまうほど重くなる。
EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM、EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS、EF-S55-250mm F4-5.6 ISの3本があればKissX2のセットとしては十分以上であり、ついでにEF50mm F1.8 IIがあれば完璧かもしれない。
カメラの話はこれくらい。

さて知人から可愛い子供をもらうことになったのだけど、それが何かはそのうち写真を載せるのでお楽しみに(・ω・)

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2008年3月26日 (水)

ドームすみません

メジャーリーグの開幕戦が東京ドームで行われた。
ボストン・レッドソックスとオークランド・アスレチックスの2球団は太平洋を挟んで極東の地で真剣勝負をしたわけである。
初戦は逆転また逆転の末にレッドソックスが勝利を収めたが、私は何とも言えない違和感をおぼえた。

メジャーリーグの試合は面白い。
世のミーハーなメジャーリーグファンの例に漏れず、私も野茂英雄がメジャー移籍をして以来、興味を持って見るようになった。
日本の球界にも毎年のように外国人選手が入団する現在では、パワーの差で圧倒されることはそうそう無くなったが、それでも球場のスケールの差は感じるし、何よりも見せるスポーツとしての大きな違いがあるように思われる。
それは結局はアメリカと日本の国民性の差かもしれないが、メジャーリーグの試合を見ているとカラッとした底抜けの明るさが感じられるのだ。
そう、彼等は見せるスポーツであることを十分に理解しているのだろう。
そこには日本のプロ野球によく見られる悲壮感はほとんどない。

先発したレッドソックスの松坂大輔は初回に2ランを打たれたものの、徐々に調子を取り戻して2回以降を抑えていた。
しかし5回を投げ終え、球数が100球近くなったところで交代を告げられた。
メジャーリーグとはそういうものなのだ。
凱旋登板とか温情とかなんとかはどうでも良いことなのだ。
同じようなことが昨年の日本シリーズでもあって、落合博満監督に非難囂々だったのは記憶に新しいことだ。
ちなみに私は落合監督ファンである。

松坂大輔と岡島秀樹にとってはたしかに凱旋帰国であり、日本のファンの前でピッチングを披露できることは(当人たちがどう思っているにせよ)めでたいことだろう。
しかし、例えば大相撲がマディソン・スクウェア・ガーデンで開催されてもあくまでも親善興業であろうし絶対に公式な試合とはならないはずである。
サッカーにおけるFIFAクラブワールドカップとはわけが違うのだ。
日本の球場でメジャーリーグの公式戦が行われるのはやはり変だ。
言ってみれば東京ドームはマディソン・スクウェア・ガーデンに設けられた土俵みたいなもんじゃないか。

この試合前にはソプラノ歌手による国歌斉唱があって「君が代」が朗々と歌われた。
待てよ、此処は日本でも試合はメジャーリーグの開幕戦じゃないか。
アメリカ国家が歌われるならわかるけど・・
どうせならセリーヌ・ディオンにでも歌ってもらえば良かったのにね。

Sr2

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2008年3月21日 (金)

Upgrading or downgrade?

デジタル一眼レフを買った。
いや、正しくは買い換えたのだ。
今回購入したのはCANONから出たEOS Kiss X2であり、きょう届いた。
今まで使っていたEOS 20Dはまだ手元にあるが売りに出している。
これは正しい選択なのだろうか。

カメラのグレード的には中級機からエントリーモデルに移行したわけで、明らかなダウングレードかもしれない。
もちろん併用することも考えたのだが、同じAPS-Cサイズのセンサーを持つカメラを2台使うほどのヘビーユーザーではない。
撮影の際に2台の一眼レフを首から下げるようなシチュエーションは今のところ想像できない。
しかも、20Dのリチウムイオン電池とKiss X2のそれは形状も違い、当然充電器も別個である。
私が最初に手にしたデジタル一眼レフはEOS Kissデジタル(初代)であり、その後20Dを追加購入した時はリチウムイオン電池が共用できたので便利であった。
その後、結局EOS Kissデジタルは売却したのだが、20Dのみで何ら不便はなかった。

先日、新宿のCANONサービスに展示されていたKiss X2の実機を触って少し驚いた。
何よりも軽量なことと、背面の液晶画面が大きいことが魅力に感じた。
見た目もそれほどチープではないし、代替機になるかもしれないと。
早速、CANONのサイトで製品比較してみた。
有効画素数は20Dの約820万画素に対して約1220万画素。
測距点はどちらも9点で、ファインダー視野率も同じ約95%だ。
液晶は20Dが1.8型なのに対して3.0型。
さすがに連続撮影速度は20Dの最高約5コマ/秒に対して最高約3.5コマ/秒であり、最高シャッター速度も20Dの1/8000秒に対して1/4000である。
しかし、私の撮影ではさほど気になることはない。

記録メディアはSD/SDHCメモリーカードに変わった。
軽量化のためにはやむを得ないのであろう。
とは言ってもCFカードの資産が大量にあるわけでもないから、大した問題ではない。
将来的にフルサイズセンサーの機種を手に入れたらまた使えば良いのだ(そんな日が来るのだろうか?)
それより何より有り難いことに、センサーのゴミ取りがついた。
現在のデジタル一眼レフではこの機能は欠かせないから。
そしてカメラ本体の重量は20Dの約685gから約475gと劇的に軽くなった。
これはすなわち持ち歩くのが楽になったわけで、今までコンパクトデジタルカメラを使っていたシーンにもデジタル一眼レフを用いる機会が増えるはずである。

まあ、軽くなった分、EF70-200mm F4L ISとかEF-S17-55mm F2.8 ISとかを付けるとバランスが悪くなるように感じるが、総重量が軽くなるのは悪いことじゃない。
今回、キットレンズであるEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS付で購入したのも、お手軽な持ち出しを想定してのことである。
実際、このレンズを装着してのカメラの重さは約675gで、20Dのボディのみより軽いのだからイヤになる。
なお、デジタル一眼レフを購入するといつも同時に買っていたバッテリーグリップだが、今回は見送った。
このカメラは重装備が似合わないように感じたからである。

フィルムカメラと違って、デジタルカメラは当分の間は進化(?)し続けるだろう。
数年前の中級機よりも現在のエントリーモデルのほうがお買い得なのは、家電などと変わりがないのだ。
というわけで、しばらくKiss X2を使って行く心づもりである。
写真は近々アップする予定。
そういえば今までの「Kiss デジタル」から「デジタル」の文字が消えたのは結構嬉しかったりするのであった。

X2

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2008年3月18日 (火)

捜し物

4cube

実は昨年の暮れから靴を探している。
先月に香港に行った際もちょっと期待していたのだが見つからなかった。

現在履いている靴は非常に不満な点があって、それでも我慢しているのだ。
そのうち馴染むだろうと思っていたらその前に底がへたってきた。
やはり最初から履きやすい靴でないとだめだ。

こういうのは靴に限ったことばかりじゃない(・ω・)

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2008年3月12日 (水)

花粉は寝て待て-しりかん(Sily Conversation)20

「・・・あれ?木島じゃないか」
「やあ」
「どうした?でっかいマスクなんかしちゃって。さては風邪でもひいたか」
「違うよ。季節柄、分かりそうなもんだろ」
「ん? 分かった、鼻に出来物でもできたんだろ」
「『か』で始まるやつだよ」
「だから風邪だろ」
「3文字だよ」
「3文字・・・カラス?」
「カラスじゃない。クチバシが生えたからマスクしてるわけじゃない」
「分からんな。他のヒントをくれ」
「『ん』で終わる」
「最初が『か』で終わりが『ん』だな。ははぁ分かったぞ、花瓶だろ」
「じゃあ、何かい?おれがマスクを外すと口に花が生けてあるとでも・・」
「お前はいつもイケてるって言ってたじゃん」
「花はイケないよ」
「じゃあ家紋か?」
「そう、この紋所が目に入らんか!って。馬鹿な」
「参った。降参するから教えてくれ」
「花粉だよ」
「それって昔の人のお墓だろ」
「あれは古墳だ。おれは花粉」
「朝起きたら虫になってたってやつだな」
「そりゃカフカだ。『異邦人』だな」
「ちょっと振り向いてみただけじゃん」
「いいよ振り向かなくても」
「しかしお前が花粉症とは意外だな」
「今年は花粉の量が半端じゃないみたいで辛いよ」
「よく見えるな。おれには全然見えんが・・」
「花粉が飛んでるのは見えないよ。でも目のかゆみがひどいから」
「それはアレだろ。蚊に刺されたんじゃないか?」
「違うね。蚊とかまだいないし」
「花粉じゃなくて蚊糞とか」
「絶対違うね」
「目にはいるとかゆくなるんだったらマスクは目にしなきゃダメだろ」
「目にマスクはしない。見えなくなるからな。実際ゴーグルみたいなメガネをかけてる人もいるよ」
「玉ねぎでも刻むんじゃないの。或いは傷天のマネとか」
「両方外れだな。花粉対策はみんな苦労してるんだぜ」
「ハト糞対策もみんな困ってるみたいだけど。駅とか・・」
「エサをやらなければいい。花粉はそうもいかない」
「花粉のないところに引っ越せばいいじゃん」
「そうだな・・って簡単にはいかないだろ」
「在宅勤務にしてもらえばいい。そうすりゃ道路も電車も空くし」
「あんまり症状がひどいと本気で考えちゃうけどな」
「じゃあ、またな。花粉の季節がスギたら・・」
「スギって言うなよ。ヘックション!」

Kohun

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2008年3月 7日 (金)

UNCLE "SHOWA"16

「叔父さん、こんにちは」
「おや珍しい、穂馬夫じゃないか。40年ぶりかな」
「そんな馬鹿な。ぼくはまだ32ですよ」
「どうでもよいわ。きょうは一体何の用だ」
「実は最近、近所に引っ越したんですよ。ご挨拶がてら叔父さんの顔を見に来たんです」
「何だ、そんなことなら写真をやろうか」
「いえ、結構です。それより中に入れてくださいよ」
「そうだな。まあ適当に座りなさい」
「よいしょっと。相変わらず本とかCDが散らかってますね。足の踏み場がないや」
「片付けようとすると意外なものを見つけてしまうから余計に散らかってしまうんだ」
「まったく困ったもんですね」
「お前に言われる筋合いはないね」
「あ、液晶テレビがありますね。最近のテレビとか見てるんですか」
「チープなドラマと安直なヴァラエティばかりでつまらんね」
「お笑いは嫌いなんですか」
「とんでもない。昔はお笑いばかり見ていたもんだ」
「へえ。叔父さんが見ていたのってどんな芸人さんですか」
「昔の芸人は、そりゃ凄かったな。お前はエンタツ・アチャコって知ってるか」
「知りませんね」
「アチャコという芸人がいてな、煙突に登るんじゃ」
「帝都物語みたいですね」
「『滅茶苦茶でござりますがな』というギャグを流行らせたんだが知らんのか」
「知りませんね」
「ダイマル・ラケットというのもいたな」
「ラケットって卓球とかの?」
「そう。愛ちゃんのラケットに大きな○が画いてあって・・じゃなくて」
「ひょっとして漫才コンビだったり・・」
「そう。マドロスネタとか良くやっていたもんだ」
「かったるい感じですね」
「それはまだるっこいネタだ。まあいいわ」
「他にはどんな人がいました?」
「アノネのおっさんは知っとるか。高勢実乗といってな」
「『赤とんぼの唄』とか歌ってた人ですか?」
「そう。羽を取ったらワシャかなわんよ♪って・・違うわい!」
「どうにも古すぎてピンと来ませんね」
「バンジュンは知ってるだろ。アジャパーとか聞いたことがあるはずだが」
「元NHKの女子アナですね」
「それはクボジュンだ。伴淳三郎を知らんのか」
「はあ、順番なら分かるんですけど・・」
「おまえはヴォードビルというのは知ってるか?」
「ええ、なかやまきんに君みたいなやつでしょ」
「リサ・ライオンとかな・・。今度は突っ込まんぞ」
「で、何でしたっけ?」
「あきれたぼういずと言ってな、山茶花究とか益田喜頓、坊屋三郎なんかがいた」
「凄い名前の人ばかりですね。坊屋三郎なんてボーイ・ジョージみたいだ」
「それぞれ映画にも沢山出ておった。個性派揃いのハイカラなグループだったな」
「吸い殻を入れるやつですか?」
「それはハイザラだな。思い出すのは古い人ばかりだ。エノケンとか」
「知ってますよ。マッチがいましたね」
「マッチはいない。エノケンは榎本健一という喜劇役者で男前だ」
「ぼくみたいな?」
「お前のような田吾作じゃない。歌も上手かったよ『洒落男』とか」
「寿司屋に行ってもご飯しか食わないとか」
「それはシャリ男だな。もういいからそろそろ帰れ」
「じゃあ南州太郎のように帰りますね」
「帰るときに『おじゃまします』はないだろう。もっと勉強せい」
「カックン・・また出直しますね」

Enoken

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2008年3月 5日 (水)

サイパンで裁判

主演の酒宴

女優が所有

宇崎のウサギ

サイパンで裁判

芸者に傾斜

勤務中は禁夢中

補欠で墓穴

初老の女郎

心臓の真相

殊勝な首相

餃子で教唆

自室で痔疾

爺の辞意

手伝いを撤退

いびつな遺筆

豪快な更改

産気に懺悔

異常な衣装

精勤でも税金

受験の主権

手形の出方

真正な人生

少年の情念

非情な微笑

集団で縦断

純情な春宵

完投で感動


ボインを補員

近縁が禁煙

犯罪で万歳

元気でも嫌疑

体型は台形


Saipan

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2008年2月28日 (木)

In the airplane

Ap
以前に飛行機に乗った際、私の隣にはイギリス人と思われる若者が座っていた。
彼はカバーを付けた本を読み、ヘッドフォンで音楽を聴いているようであった。
やがて食事の時間となり、客室乗務員が機内食を配り始めた。
乗客のひとりひとりに「肉料理にしますか、魚にしますか」と聞いてまわっていたのだが、私の隣のイギリス人はどちらも駄目だと首を振った。
そして「私はベジタリアンなのです」と彼は客室乗務員に告げた。
私は興味を持ってことの成り行きを傍観していたのだが、「少しお持ちください」と言って客室乗務員は下がり、しばらくしてから別のプレートを持ってきた。
隣の若者は「ありがとう」と言って、微笑みながら受け取った。
その料理は温野菜をメインにした特別なものであり、若者は満足げに食べ出したのであった。

私の頭にはある種の疑問が残った。
もしその飛行機に乗っている乗客が全てベジタリアンであったら、はたしてその人数分の食事は用意できるのかどうか。
またはベジタリアン用の食事の用意が無かった場合、客室乗務員はどのように乗客を納得させるのであろうか。

もう30年近く前に初めてヨーロッパ放浪に出たとき、イヤになるくらい長い間飛行機に乗ったが、その間にイヤになるくらい機内食を食べさせられた。
もともと乗り物に乗るとすぐに眠くなって寝てしまうタチなので、半強制的に起こされて食べさせられるのは苦痛であった。
機内がざわついている気配で薄目をあけると、目の前には食事のプレートが置かれていることが何度もあった。
今考えると何の選択も告げていなかったわけで、客室乗務員はどういう基準で私の食事を選んでいたのだろうか。

Pc

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2008年2月20日 (水)

今夜も元気に冷凍食品(Mattarism61)

空気がカラカラに乾燥している。
年齢のせいかもしれないが今年は手指が無茶無茶に痛んでしまった。
特に右手の指先はパキパキに乾いてしまってひび割れを伴い悲惨なことになっている。
現に今も中指の先が割れていて、キーボードを打つのもつらい状態である。
「指がカチカチになって処置のしようがないんだ」
「あー、クリームとか効果無いんですか」
「寝る前にタップリ塗って手袋はめたりしたんだけどね。手の甲はスベスベになっても指先はだめだな」
「ウチの親指と同じですねー」
「全然違う。きみの親指は自分で剥いたからそうなってるんで、そういう自虐癖と一緒にしないでくれ」
「見た目は変わりませんけどねー」
「内容の問題だ」
アシスタントの女の子は先日までのヘアスタイルを少し修正した。
真ん中分けは本人的に不評であったらしい。
「そういえば仕入れ先のメガネの女の子がいただろ」
「あー、賢そうな人ですね。ウチよりちょっと若いんだよ」
「それはどうでもいい。とにかくその子がきょう変な靴を履いていたんだ」
「へえ。魔法使いみたいなやつですか?」
「そんなの履いてないよ。キルティングのやつでブルース・リーみたいなの」
「カンフーだ」
「そう。で、カンフーシューズみたいですねって言ってみたんだ」
「おとなしそうな人なのに」
「いいんだよ、そんなことは。そしたら本人はシャネル調を意識したんだって」
「あー、でもカンフーシューズとシャネルって全然違いませんか?」
「多分違うだろうな」
「メガネの人って確かいい学校出てるんですよねー」
「そういう雰囲気はあるね」
「カンフーか・・」
「きみの高校はどうだったんだい?円楽が先輩と言うことは前に聞いたけど」
「豚を飼っていましたね」
「ヨークシャーとかバークシャーとか?」
「よく覚えてないけど、そんなような種類だったと思います」
「でも豚ってきれい好きなんだろ?」
「うー、クサいですよ。すごいクサい」
「掃除とかするんでしょ?」
「そう、藁を代えたりして。当番制なんですよね。すごくクサいから」
「その豚はどうするの?食用にするの?」
「いやいや、ウチの高校ではそれはしないですね。ただ飼うだけ」
「飼育実習だからだね」
「そう、でもときどき連れて行かれるんですよ、どこか外へ」
「?」
「業者の人ですかねー。トラックに積んで運んでいくの」
「なるほど」
「前の日に先生が言うんですよ、ウチらに。明日でお別れだよって」
「悲しい話だね」
「ヤギもいましたよ。ヤギは可愛いですよ」
「ただ飼うだけ?ヤギの乳とか搾ったりするの?」
「やりましたねー。コツがいるんですよ」
「ふーん」
「あとはね、可愛いのがライオンウサギ」
「ウサギは何に使うの?」
「うー、ただ飼うだけですね。実習ですよ」
「犬は?」
「いましたねー。すごい大きいシェパードが2頭」
「いいね。犬はなつくから可愛いでしょ」
「怖いですよ。生肉とかウガッて食べたりして」
「生肉!ビタワンとかじゃないんだ」
「何ですか、ビタワンって?」
「あるじゃない、犬の飼料で。三宅裕司みたいなのが袋に描いてあって」
「ωみたいなやつですか」
「そうそう」
農業高校の授業は想像もつかないので色々聞いてみたいことがある。
とりあえず飼っていた動物のことと、先生がパグに似ていることはわかった。

Sc

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2008年2月 9日 (土)

きょうも中等の笛が鳴り響く(Mattarism60)

今年になってから、アシスタントの女の子の髪型が変わった。
前髪を真ん中で分けて額がでるようにしたのだ。
「おでこ出す心境は?」
「あー、ちょっとイメチェンですかね」
「春っぽいから良いんじゃないの」
「ウチはおでこ出すの嫌なんですけどねー」
「ギャル曽根スタイル卒業だね」
「うー」

別の営業のアシスタントはこのところ遅刻気味である。
私のアシスタントの女の子より2歳下の彼女は携帯依存症なのだ。
午前中の彼女の主たる興味は昼食に何を食べるかであり、午後からは夕食に何を食べるかである。
ちなみに私の仕事場に来てから7㎏ほど体重が増えたとか。
「ねえ、昨日体重測ったら少し減ってたの」
「あー、良かったねえ○○子ちゃん。どのくらい減ったの?」
「30グラム」
「すごーい」
30グラムが計測できる体重計とは一体何だろうと思い、聞いていると
「体重計でね、0.3㎏減ったのよ」
「あー、Wii Fitの効果出たんだねー。良かったじゃない」
彼女たち的には1㎏は100グラムの計算になるわけだ。
「えーと、0.3㎏は30グラムじゃなくて300グラムだぜ」
「エッ、そうだっけ。じゃあ1㎏って何グラムなんだろ」
「うー電卓でどう打てばいいのかわからないよねー」
滝田ゆう氏のマンガだったら、おそらく吹き出しの中はマッチの燃えかすとか何かつまらない物が描かれることであろう。

「あー、○○子ちゃん、パンとか詳しい?」
「パン?フランスパンとか?」
「こないだ料理の本見てたらー、パンを器にしてシチューを入れるやつあって」
「美味しそう!キノコのシチューとか?」
「うー、そんなのだったような気がするけど。それに使うパンでー」
「なんていう名前なの?」
「あー、たしかバゲットとかカンパーニュとか」
「バゲット?どんなパンだろうねバゲットって」
「ウチ的には丸いやつだと思うんだけどねー」
バゲットは長い形状のパンだが、それを器にするとはどういうことだろうか。
翌日アシスタントの女の子から報告があった。
「バゲットは違うみたいですねー。あれじゃ器にならないよ」
「じゃあカンパーニュを買ったんだ?」
「いやー、ウチの行ったパン屋さんだとカンパーニュはすごい大きくて、あれじゃシチューが大量に必要だと・・」
「ふーん。で、結局どうしたの?」
「玄米パンを買いましたねー。丸くてちょうど良いかなと」
「エッ?でも玄米パンじゃ皮が堅くないから器にならないんじゃないの?」
「あー、良いんですよー。大きさが肝心なんで」
「シチュー漏れちゃうぜ」
「うー」
おそらく連休明けにでも結果報告があるだろう。
滝田ゆう氏のマンガだったら、吹き出しの中には冬眠中のカエルが描かれているに違いない。

「そういえばあの角のゴミ出し場に立て看板があるけど、ちょっと変だったよ」
「えー、なんて書いてあるんですかー」
「『本日のゴミ集収は終わりました』って、収集だよね」
「あー、そんなのマシですよ。このFAXなんて『下記の商品を深してください』って書いてありますよ。深してって何よ?」
「本人は探してのつもりなんだろうな。こういう漢字の間違いはけっこう多いよね」
「ウチは間違いあったら教えてもらいたいですねー。直したいしー」
「そばかすがある」
「それは間違いじゃなくて顔にあるんですよー。ウチも知ってるし」
「アゴが曲がってる」
「それも知ってますよ。直らないから良いんですよー」
「特徴だね」
「そう。似顔絵を描いてもらうときにわかりやすいし」
「あれ?目元にホワイト入れたのか?」
「そう。アクセントですねー。でも難しいよ」
「ふーん」
「入れ方悪いと目ヤニみたいになっちゃうし」
「なるほど。昔、メヤニーという歌手がいたんだよ。『サークル・ゲーム』とか歌ってたんだ」
「あー、全然わからないしー」
仕事は絶不調であるが、まずは平和にやっているのだよ。

Fm

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2008年1月31日 (木)

サルリーマン禁太郎(Sily Conversation)19

「よう木島」
「やあ桑島、どうにも寒くていけないね」
「まあ冬だから仕方がない。ところでタクシーが禁煙になったな」
「おれはタバコ吸わないし関係ないけどね」
「愛煙家のタクシー運転手なんかは気の毒だぜ」
「イライラして事故ったりして」
「停車して吸うのもダメらしいから、吸いたいときは困るな」
「路上に停めて喫茶店とか喫煙所で吸ってたら駐禁とられたりしてね」
「踏んだり蹴ったりだな」
「きみが憤慨することもないだろ」
「おれの職場も禁煙だぜ」
「世の中は禁煙化の流れだし、仕方がないよ」
「禁煙、禁煙ってうるさいったらない。『禁煙』という2文字を見るのも嫌だ」
「嫌禁煙だね」
「煙禁両用メガネだって嫌だ」
「それは遠近だよ」
「例えばだな、おれは猿顔のやつが嫌いだからいっそ『禁猿』にしてくれたら・・」
「猿禁止かい。強引だな」
「『当社は禁猿です』って入り口に書いてあれば、猿顔の人は入ってこないぜ」
「事務所の中は犬顔やキツネ顔とかばかりになるのかい?」
「そうだ。猿顔の人は別に会社を作ればいい」
「隔離するのかい?」
「そこじゃ社長はいない。猿長と呼ばれるんだ」
「えんちょう?幼稚園じゃあるまいし」
「株主は愛猿家ばかり」
「なるほど」
「会議をやればいつも猿会になる」
「じゃあ猿会芸もあるね」
「もちろん猿回しだ」
「馬鹿なことを言ってるんじゃないよ」
「事務所に飾る花はサルビアで」
「いいってば」
「社員はみんなサンダル履きとかね」
「ちょっと無理があるね」
「これがサルリーマンの実態だぜ」
「他社の犬顔の人とは仲が悪そうだね」
「禁猿はトラブルの元になるだろ」
「確かに。でも禁猿なんかないから大丈夫だよ」
「禁老はどうだ。老人禁止」
「きみだってすぐ老人になるくせに」
「蘇る禁老」
「いいよ、蘇らなくても」
「そういえばおれは豚顔のやつも嫌いだな」
「禁豚かい。きんとんみたいだな」
「とんだ話で悪かったな」

Enkin

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2008年1月28日 (月)

深海でアクションペインティングすれば日本は沈没するか

1月も28日となれば今年も13分の1が過ぎようとしているわけだ。
だからどうしたということでもないが、そんな日に生まれた人びとは・・

1457年 - ヘンリー7世(イングランド王)
イングランドのテューダー朝の初代王であるが、その王位継承には疑問な部分があるという。
まあ昔は結構無茶無茶だったようだ。

1627年 - 徳川光貞(第2代和歌山藩主)
暴れん坊将軍・徳川吉宗のオヤジである。
当然、本人も暴れん坊であった。

1712年 - 徳川家重(江戸幕府第9代将軍)
暴れん坊将軍・徳川吉宗の長男である。
もちろん暴れん坊であった。

1791年 - フェルディナン・エロルド(作曲家)
フランスのオペラ作曲家らしいが浅学非才にしてよく知らない。
おそらくイヤらしい人だったであろう。
代表作は歌劇「ザンバ」である。

1858年 - ユージン・デュポア(人類学者)
ジャワ原人の発見者。ちなみにジャワカレーを発見したのは岩城滉一だ。

1881年 - 岩崎俊弥(旭硝子創業者)
三菱財閥の2代目の次男。
こういう人を父親に持っていたら、今ごろは・・

1884年 - オーギュスト・ピカール(物理学者)
気球に乗って成層圏に達したと思えば深海観測船で4千メートルの海に潜ったりと極端な学者である。
バチスカーフという名の深海観測船は小さい頃にプラモデルを作ったなあ。

1887年 - アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアニスト)
ウラジミール・ホロヴィッツと並び称されるピアノの巨人である。
穏やかでスケールの大きいその音色は高齢になっても衰えを知らなかった。

1901年 - 高橋新吉(ダダイスト詩人)
吉行エイスケなどと並んで日本におけるダダ文学者である。
後に禅の影響を受けた作品は海外でも評価されているという。

1912年 - ジャクソン・ポロック(画家)
ネイティブアメリカンの砂絵の技法に誘発されたドリッピングの絵画で知られる。
20世紀を代表する画家であったが、自動車事故で44歳の命を終えた。

1917年 - 望月優子(女優・政治家)
加藤嘉の義姉であり、木下恵介や小津安二郎監督の作品に出演した。
その後はタレント議員の道を進んだ。

1931年 - 小松左京(SF作家)
星新一、筒井康隆と共にSF御三家と呼ばれたが、最も博識だったのがこの人だろう。
日本沈没を予言した人であり、その通りになりつつある。

1937年 - 笑福亭仁鶴(落語家)
その昔はボンカレーのCMで全国区であったが、活動が関西中心であるから現在はどうなんだろうか。
まだエラは張っているのだろうか。

1941年 - 川崎のぼる(漫画家)
ご存じ「巨人の星」の漫画家であるが、私の世代には「いなかっぺ大将」のほうが人気が高かった。
星一徹のような父親よりもニャンコ先生のような師匠が欲しいものだ。

1942年 - 福留功男(フリーアナウンサー)
昔から何か計算高そうでイヤミな感じがするから好きじゃない。
ニューヨークにも行きたくないし・・

1949年 - 市村正親(俳優)
若い頃からギリシャ悲劇的な容姿は変わらない。
年齢差のある結婚は本人がロリコンなのか相手がファザコンなのか?

1951年 - 小林源文(漫画家)
戦争劇画の第一人者でありアメコミに影響を受けた独自の画風が評価されている。
余談だが、昔「この画面はハメコミです」というのをアメコミと間違えていたことがある。

1952年 - 三浦友和(俳優)
このところ露出が少なくなってはいるが、多彩な役柄をこなせるから重宝がられている。
奥さんが伝説のアイドルだと得なことばかりじゃないだろうな。

1954年 - 塩沢兼人(声優)
アニメから映画の吹き替えまで幅広く活躍していた中、自宅の階段から転落した際の脳挫傷で急死した。まだ46歳であった。

1955年 - 広瀬光治(ニットデザイナー)
見た目で絶対オネエキャラだと思っていたが、そうではないらしい。
とはいえブラウスみたいなニットを着こなす53歳はどうも苦手だ。

1955年 - ニコラ・サルコジ(フランス大統領)
奥さんとのトラブルで話題を集めた新大統領だが、いろんな意味でフランス的ではない人物であると言える。
なお「コジコジ」というマンガがあるが無関係である。
三人兄弟だから「猿孤児」と書くのは誤りである。

1968年 - サラ・マクラクラン(シンガーソングライター
通算アルバム売り上げ枚数は3千万枚以上というからたいしたものだ。
こういう妹がいれば今ごろは・・

1972年 - 新庄剛志(元プロ野球選手)
タレント転向は順調とも思えないのでいずれは野球に関わる仕事に戻るだろう。
楽天あたりで現役復帰とか・・

1975年 - 神谷浩史(声優)
趣味の猫いじりに好感が持てる。
交通事故からの奇跡の復活は良かったね。

1976年 - 高橋茂雄(お笑い芸人)
サバンナの片方。私のアシスタントの女の子のお気に入りであるらしい。

1977年 - 佐藤琢磨(F1レーサー)
スーパーアグリに移籍後は冴えないシーズンが続いたが、昨年はポイントも上げたし、今年は期待できる31歳。

1980年 - 遠藤保仁(プロサッカー選手)
代表になってから沢山の試合を見てきたが、正直進歩が見られない。
フリーキックは相手の壁に当てることが多いし、28歳の本人がいちばん壁に当たっているのかも知れないな。

Shukanshinjo

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2008年1月16日 (水)

今日も感想注意報(Mattarism59)

年が明けてからしばらくは暖かい日が続いたのに、ここに来て急に寒くなった。
そして株価はどんどん下がる一方であり、今年の先行きは不安だらけである。
カフカは「異邦人」だが、株価は阿呆人が経済政策を怠っているからなのだ。
暗澹たる気持ちで仕事をしているとアシスタントの女の子が言った。
「あー、寒いですねー」
「うん。きょうは風も冷たいし」
「ウチは昨日カレー鍋食べましたよ」
「ほう。レタスは入れたのかい?」
「レタス入れましたよー。あとソーセージ」
「ソーセージはどんなの入れたの?シャウエッセンみたいなやつ?」
「ウチはシャウエッセン入れましたねー」
「餃子はいれたの?」
「餃子美味しいですよねー。昨日は入れなかった」
「最後はどうしたの?うどんかご飯を入れたの?」
「ウチはうどんが好きですねー。でも昨日はうどん入れる前に腹が膨れました」
「ふーん」
実に平和である。不景気もなんのそのだ。
「そういえば君んちの妹はそろそろ卒業じゃないのか」
「うー、今年で高三ですねー。来年卒業ですよ」
「ふーん。じゃあそろそろ進路指導とかあるんじゃない?」
「どーするんでしょうねー。働けば良いんだけど」
「働きそうなの?」
「あー」
「進学したいとか?」
「それはないですよー。ばかだし」
「福原愛に似てるんだよね」
「そう。愛ちゃんみたいなんですよ」
「相変わらず部屋は片付けないの?」
「すごい汚いですよー。足の踏み場もない」
「じゃあ卒業したら最初にすることは掃除だな」
人間にとって一番大切なことは身の回りを片付けることである。
何かをする前に、まずは掃除から始めるのが良いに決まっている。
かくいう私だって、学生時分は試験勉強の前に机の整理をするのが常であった。
そして机の上から引き出しからあれこれと片付けているうちに勉強の時間が無くなることもまた常であった。
「成人式もあんまり盛り上がらなかったみたいだね」
「あー、ウチなんかもう過去の話ですよー」
「去年が年女だったもんな」
「そう。今年で25歳ですよー。もうギリですね」
「そうかい。やっぱ24歳と25歳は違うかい?」
「峠は越えたっていう感じですねー」
「ふーん」
「24歳ならまだ『若いねー』って言われるけど、25歳だと『ああ、そう』っていう感じ」
「そんなもんかね。あとは何歳がポイントなの?」
「あー、40歳ですかねー。40歳だとオバサンっていう感じ」
「ふーん。おれなんか今年で50歳だぜ」
「40も50もそんなに大差ないですねー。オジサンですね」
「そうか。じゃあ60歳だと?」
「お爺さん」
あと十年で私も「お爺さん」になってしまうのだ。
せいぜい正直になるように頑張らなくては。

Hs

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2008年1月 7日 (月)

Small news

ちょっと思うところあって、ブログの更新ペースを落とすことにした。
え?ネタが無くなったんだろうって・・・そうではない。
まあ、放っておくつもりはないのでご心配なく(・ω・)
Aqua

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2008年1月 6日 (日)

ザ・ネドシエイター(Sily Conversation)18

「よお、宍戸勲じゃないか」
「おお、有馬二郎か。新年おめでとう」
「何を言ってるかなー。こっちは4日から仕事してるっちゅうに」
「そりゃ失礼。相変わらず忙しそうじゃないか」
「いや、燃やすゴミの日だったから出勤したんだ」
「雑用かい」
「年末にくじ引きで決めたんだよ。去年はくじ運がなかったな」
「三が日は休みだったんだろ。何かやったかい?」
「元日はすごい早起きしたな」
「初日の出かい?」
「いや、大晦日が早寝だったから」
「そうか。で、早起きしてどうした?」
「雑煮を食ったね」
「正月らしいじゃないか」
「それからTVをつけてたけど、つまらないので寝たね」
「なんだ、早起きしても意味ないじゃないか」
「いやいや、昼過ぎにまた起きて雑煮を食ったね」
「ほう、また食ったんだ」
「それから郵便受けの年賀状を取ってきて、だらだらしていたな」
「まあのんびりするのも正月らしいわな」
「日が短いのですぐ暗くなってきたから、また雑煮を食ったね」
「雑煮ばかりだな」
「雑煮も止まらない」
「いいよ。初詣には行ったのかい?」
「12歳の頃かな」
「ずいぶん昔の話だな」
「みんなそのくらいじゃないのか。下の毛が生えるのって」
「それは発毛デーだな。違うよ、初詣だよ。お参りだってば」
「お参りねぇ。オマイリー小原っていたじゃない」
「スマイリーだな。相当古いよ。神社とか行ったのかい?」
「ポーク神社」
「生姜焼きだな。おせちにも飽きたからか。おれが言ってるのは社寺仏閣のほうだ」
「そう、おせちで栗きんとんを沢山食べちゃってね」
「え?それがどうした」
「お腹が張っちゃって、我慢したんだけどブゥーッて・・」
「オナラをブッコイちゃったわけか。ブッコクじゃなくて仏閣だぜ」
「帝釈天に行ったよ」
「最初からそう言えよ。柴又か」
「わたくし、生まれも育ちも木の又で・・」
「子供だましかい」
「でも今年の人出はたいしたことなかったよ」
「年々正月らしさが無くなってきているんだな」
「人でなし」
「何を言うか。それはお前のほうだろうが」
「まあ今年も頑張ろうや。北京オリンピックもあるし」
「そうだな。オリンピックの年は景気が良くなると言うからね」
「ハイ!ミナソナコトイウアルヨ」
「それはゼンジー北京だな。もういいわ」

Starfish

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2008年1月 2日 (水)

UNCLE "SHOWA"15

「叔父さん、新年おめでとうございます」
「誰かと思ったら宇美男かい。はいはいおめでとう」
「しかしこの辺も全然正月らしくないですね。注連飾りも見かけないし」
「だいたい三が日にひとりも子供の姿が見えんのがおかしいだろ。静かなもんだ」
「子供がいないわけじゃないですよね」
「皆、家の中でTVゲームか携帯をいじっておる。情けないもんだ」
「そういえば叔父さんの家じゃTVを付けてませんね。正月番組とか見ないんですか」
「去年のうちに収録した番組ばかりじゃ見てもつまらんからな」
「大晦日の紅白歌合戦とかは」
「昔は見たけどな。いつからか2部制になってからはやたら長くて見なくなったな」
「そういえば暮れや正月の番組って長いのばかりですよね」
「TVなんて1時間も見れば飽きちまうよ。だから駅伝も見ない」
「叔父さんは昔から駅伝嫌いですよね」
「そうとも。母校が出てると言っても選手を知ってるわけじゃないし」
「そりゃそうでしょ」
「TV局が押しつけがましくドラマにしようとする魂胆が見え見えだからな」
「たしかに中継はうざいですね」
「所詮、TVでやってるスポーツにせよドキュメンタリーにせよ、全て演出されたものだからつまらん」
「特に民放はスポンサーがある以上、やむを得ないですけどね」
「そういうのが昂じて昨年の亀田問題みたいのが起こるんだよ」
「まあ数字が取れれば何でも有りなんでしょうね」
「地デジだ、ハイビジョンだとTVのハードはどんどん良くなってきていても、肝心の番組が中身のないものばかりじゃどうしようもない」
「だから叔父さんはほとんどTVとか見ないんですね」
「それでも昔は暮れや正月にやる深夜映画が楽しみだったけどな」
「最近は見なくなりましたか」
「見たい映画などわざわざTV放映を待つまでもなく、何らかの手段で見られるようになったからな。CSとかDVDとか」
「でも、こないだ叔父さんが面白いと言っていた作品を探したら廃盤になってましたよ」
「良い作品が必ずしも売れるとは限らないからな。嘆かわしいことだが」
「そういうのを残していくことも文化でしょうに」
「物事のサイクルは昔と違ってずっと早くなってしまっておる。過去を顧みるのではなくほんの少し前を振り返るだけで十分な時代なんだろう」
「使い捨て文化ですね」
「だから表層的な批評ばかりが横行するんだな。歴史を疎かにすると文化はとても薄っぺらなものになってしまうのだが」
「なんだか今日の叔父さんはいつもと違って真面目ですね」
「普段がいいかげんだから正月くらいはシリアスなモードで通そうかと・・」
「なるほど。少しは見直しました」
「馬鹿にしおって。今度来るときはお土産を忘れるなよ」
「あはは。ではまた来ますね」

Pict1041

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2007年12月31日 (月)

Good-bye 2007

激動の1年も今日でおしまい。
ほんとうにいろんなことがあったなあ。
そのほとんどが暗い&悪いニュースというのは残念であるが・・

私自身はといえば、特筆すべきこともなく平穏な年であった。
といっても、つまらない1年であったわけではない。
ライブや撮影会で初めて行った場所も多かったし、そうした場所ですてきな人たちと知り合えたことは嬉しかった。
出会いというものは大切にしなきゃならない。

このブログも写真の比率が多くなってしまった。
撮影会がそこそこ多かったこともあるが、去年みたいに時事ネタを茶化しても洒落にならない世の中だったことが最大の理由かも。
安倍さんなんかはバカにしていたら辞めちゃうしね。

来年はどんな年になるんだろうね。
やりたいことは沢山あるけど、無理しない程度に頑張ろう。
ライブもいっぱい行きたいし、美術展とかも。
Macやカメラもそろそろ新調しないと・・・って、そんなお金はないぞ(・ω・)

ではまた来年(あと数時間か)
皆様、よいお年をお迎えください

Mouse

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2007年12月25日 (火)

馬の耳に年末(Mattarism58)

別の営業のアシスタントが配達から帰ってきた。
近くの得意先に自転車で行っていたのだ。
仕事場に戻った彼女を見て私のアシスタントの女の子が言った。
「あー、○○子ちゃん、チョー真っ赤だよ」
「?」
「あー、顔。顔中真っ赤だね。わははは」
「うん。こんなに寒いとは思わなかった。ナメてかかったね」
東京の気温にはいくつかのレベルがあるが、10℃を下回ると厳しいものがある。
今の気温は8℃くらいだ。
私はアシスタントの女の子に言った。
「自転車漕いでも結構寒いよね。君なんかも真っ赤になるんじゃないの?」
「ウチはならないですよ。逆ですね」
「無表情で青白くなるわけだね」
「うー、だから外に出ると具合悪そうに見られる」
「バイクだともっときついぜ」
「乗りませんよー。暖かくなるまでは停めっぱなしですね」
「そうだね。寒いときは転んでもすごく痛いし」
「わははは」
このところ、私が外に出る機会が圧倒的に多い。
必然的にアシスタントの女の子が留守を守るわけだが、仕事慣れしてきたせいか、時々ミスが出るようになった。
以前ならわからない仕事は放置しっぱなしだったのだが、最近では自分なりの判断で勝手に片付けてしまうのだ。
「ねえ、これは◇◇に注文してくれたよね?」
「あー、◇◇だったんですか。ウチは▲▲に頼んじゃいましたよー」
「うん、次の行は▲▲で良いんだけど、これは◇◇だな」
「そうですか。メモっておこう」
「それがいい」
とは言っても、メモを取っているからといって安心はできない。
メモ帳の中にウサギや熊の絵を大量に描いているアシスタントも過去にはいたのだ。
身につけると言うことはメモに残すことではなく記憶することである。
「そういえば、また描いてもらったんですよー」
「?」
「ウチと彼氏の似顔絵ですよー。また前と同じとこに行ったから」
「1年ぶりくらいだね」
「そう。で、似顔絵描く人が2人いて、前に描いてもらった男の人と別の女の人」
「へえ」
「ウチとしては前と同じ人に描いてもらって比べたかったんですけど、今回は女の人だったよ」
「まあ、別の意味で比較できるじゃない」
「ちょっと見せますね」
アシスタントの女の子は自分のバッグをゴソゴソやって絵を取り出した。
「今回はマシじゃない。君のほうは結構似てるよ」
「あー、そうなんですけど、彼氏のほうが・・」
「うーん。髪がちょっと」
「額がすごいですよね。今にも禿げちゃうみたいに」
「サイドがボリュームあるから、ヅラっぽいかも・・」
「変ですよねー」
「本人はどんな感想だった?」
「うー、自分じゃ似てるかどうかわからないって」
「うーん・・」
しかし、同じ場所にデートで行って再び似顔絵を描いてもらうカップルというのも奇妙なものだ。
また自分の家の壁に飾るのだろうか。

Pkc

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2007年12月19日 (水)

きみたちに明日はない - (Sily Conversation)17

「うおー」
「どうした木島?」
「どうしたじゃないよ。おれが『うおー』って言ったらお前は『さおー』って言わなきゃダメだろ」
「右往左往言ってる場合じゃないだろ。もう今年も残り少ないし・・」
「そうだな。そろそろ年越しの準備をしなくちゃならないな」
「ほう。何をするっていうんだい?」
「まず沢山食料を買い込む」
「なるほど、それから?」
「ベッドのシーツと枕カバーとベッドパッドを洗濯する」
「ふむふむ」
「それから冬眠するわけだ。暖かくなるまで」
「熊じゃあるまいし」
「いろいろ悩みが多いからな」
「それはマレー熊のツヨシだな。こないだTVで見たよ」
「実際、年末だからって別に変わり映えはしないな」
「昔みたいに店が休みになるわけじゃないしね。買い置きする必要もない」
「長い間お世話になりました・・」
「それは書き置きだな。ボケてどうする」
「ボケといえば最近ほんとうに物忘れがひどくなった」
「おれの知り合いにもそんなことを言ってる奴が多いぜ」
「こないだも実家に帰ったら知らないジジイがいたんで訊いたんだ。『アンタ誰?』って」
「誰だった?」
「『テメエの親父を忘れたか!』って怒鳴られた。おれの親父だったらしい」
「それは谷啓の歌じゃないか。これを読んでる人はほとんど知らないだろうが」
「いや、実際に仕事場の若い連中と話をしてると、ギャップを感じるよ」
「どんな風に?」
「例えば、おれはプロレスが好きだけど、昔のレスラーとかの話をしてもサッパリ伝わらないんだな」
「昔のレスラーって、例えば誰?」
「グレート・アントニオがバスを引っ張った話とか、ゴリラ・モンスーンとか」
「そりゃ古いわ」
「キラー・コワルスキーがユーコン・エリックの耳をニードロップで削いだ話や、アントニオ・ロッカがアルゼンチン・バックブリーカーを得意とした話なんかも全く通じないんだぜ」
「そういうマニアックな話はおれだってよく知らないよ。ハッスルとか、最近のネタじゃないと今の連中は知らないだろうさ」
「うん。だからもし相原勇が曙と結婚していたら、今ごろはインリンをお義母さんって呼んでたのに・・なんて話をしたけどダメみたいだ」
「微妙に古いネタだな。プロレスよりも音楽のほうが話題としては良いんじゃないか?」
「したよ。永ちゃんとか・・」
「永ちゃんは幅広いファン層があるからな」
「それは矢沢だろ。おれが言ってるのは永六輔だぜ」
「遠くに行きたかねえよ」

Gm

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2007年12月14日 (金)

イヤな個性だねぇ・・(Mattarism57)

先日、今年をあらわす漢字が発表された。
偽造の"偽"である。
個人的にはここ数年ずうっと"偽"が当たり前みたいに感じるので、現在は西暦ニセン年代じゃないかって思ったりしている。
アシスタントの女の子にそんな話をしてみた。
「今年の漢字は"偽"だってね」
「あー、ウチは疑惑の"疑"かと思ってたんですよー」
「まあこちらからの視点じゃ"疑"だわな」
「でも「偽」って変な字ですよねー」
「そういえば朝のTVで、渋谷の女の子に自分にとっての今年をあらわす漢字を書いてもらってたら、"金"って書いてた子がいた」
「"金"ですか。良いですねー」
「でもその字が変だった。金の下の字が"玉"になっていたよ」
「点が一個足りないですね。バカなんじゃないですか」
「バカかどうかは分からないけど、漢字を知らないのは良くないね。携帯で変換とかしてるから実際に書けない字が多くなっちゃったんだろうな」
「わはは」
「なんとなく形でおぼえているから似たような字にはなるけどね。でもそういうのって一番タチが悪いよ」
「うー、思いこんじゃってるんですよね。ウチも書けない字いっぱいあるよ」
「自分の名前とかに使われてたら間違えないんだろうけどね」
「でも"偽"っていう字が名前の人とかいたらいやでしょうね。今年は」
「"偽"が付く名前ってあるかい?」
「タメゴローとか」
「あれは"為"だよ。にんべんがつかないんだ」
「そうでしたっけ?」
「そうだよ」
別の営業のアシスタントが話しかけてきた。
「ねえ、メンタムとメンソレータムって同じだよね」
「あー、たぶん一緒だよ。ウチの家にも確かあったよ」
「あれってキンエってとこだよね」
「そうそう、キンエって書いてあるんだよね。なんだろうね」
「あれはキンエじゃなくて「おうみ」って読むんだ。滋賀県あたりを昔は近江って言っただろ」
「あー、そうなんですか。初めて聞いたよー。キンエじゃないんだ」
「アタシもずうっとキンエだと思ってた」
「近江兄弟社だな」
「そうか。キンエ兄弟じゃないんだ」
「なんかKinKi Kidsみたいですねー」
そこへ得意先の人がやってきた。
しばらく仕事の話をした後、その人が言った。
「○○さん(別の営業のアシスタント)は営業向きだから、外回りすれば良いんじゃないの」
「えへへ。でもアタシは数字が弱いからダメですよ」
「この子は指の数しか計算できないからな」と私。
「○○子ちゃん、じゃあウチも一緒に行ってあげるよ。2人で行けば20までは大丈夫じゃない」
「わ、うれしい」
そして得意先の人は無言で帰って行った。

Tg

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2007年12月10日 (月)

蛍光灯でチャンバラ遊び(Mattarism56)

めっきり寒くなってきた。
昔はもっと寒かったぜと言われれば、そんな気もするのだが、つい数ヶ月前と比べたら全然寒いわけで、やっぱり12月なんだ。
そんなわけで、最近は主要な集配達は私がやっていて、アシスタントの女の子が留守番をするケースが多くなってきているのだ。
「留守中に何かあったかい?」
「あー、別にないですよ。FAXで発注が来ていたんで注文しておきましたよー」
「ふーん。どれどれ・・細かい注文が多いな」
「細かいですねー」
「△△さんから来ている注文は納期がかかるね。返事したかい?」
「はあ。連絡したら返事か来たんですけど、変なんですよ。『待ちますが、