2009年1月 2日 (金)

ある"二乗"-UNCLE "SHOWA"番外編

Rtr
「叔父さん、新年おめでとうございます」
「なんだ丑雄か、明けましておめでとう」
「暮れから好天続きですね。こんな正月は久しぶりです」
「そうだな。まさに新しい年に変わった感があるな」
「去年はイヤなニュースばかりでしたからね」
「コラ!去年のことを言うと鬼が泣くぞ」
「そうでしたっけ?まあいいや。でも今年は一段と厳しいってみんな言いますよね」
「言わせておけばいい。そういう奴らはきっと今年も駄目だろうよ」
「叔父さんはそうは思わないと?」
「おうよ。最初に言い訳する奴は大嫌いだからな」
「でも世界的に不景気だし、国の政治もグダグダしてるし、プラス要素がありませんよ」
「その通りだな」
「じゃあ良くなる見込みはないじゃないですか」
「あのな、丑雄よ。人間というものは不思議なものでな、計算通りにはいかないんだよ」
「と言いますと?」
「例えばお前が1の能力があるとして、部下に0.6の能力がある奴が付いたとする」
「はあ」
「その場合、ふたりでできる仕事は1+0.6=1.6になるか?」
「いやあ、足を引っ張られてしまうから・・」
「そうだろ。実際は1×0.6=0.6になるはずだ」
「なるほど」
「ふたりで一人前の仕事をするためにはどちらも1の能力が必要なんだ。だからさっきのように片方が0.6だったらもう片方は1.7くらいの能力が必要なんだな」
「まあそこまで極端じゃないですけどね」
「人間が組んで何かをやるにはこの原理が働くから、社会は常に不満がたまるわけだ」
「ああ、どんなに優れた人がいてもなかなか良くならないのはそういうことですかね」
「個人と社会の違いはそこだな。だから社会のレベルを上げるのは並大抵のことじゃないんだ」
「良く分かりました。でも叔父さんが今年を楽観してるのは何故ですか?」
「昔、フォークジャンボリーというのがあってな」
「??」
「そこで加川良というフォークシンガーがこんなことを言った。『何にもできない奴が集まると何かができるんじゃないか』って」
「はあ」
「要するに、何かできる奴が集まっても互いに利害を考えてしまうから、結局はろくなことができないんじゃないかということだ」
「なるほど」
「今みたいにみんながマイナスな気分でいるときは、逆にプラスな何かが生まれるはずだ」
「マイナス×マイナスでプラスになるということですか?」
「そう、マイナスの二乗だな」
「でも実際にそうなりますかね」
「先行き不安だ、収入源だと倹約するからますます世の中が悪くなる。こういうときこそバァーッとやらなくちゃ駄目なんだ」
「じゃあぼくに年玉でも下さいよ」
「それはいやだね」
「バァーッとやるんでしょ」
「いろいろ事情があってな。そうだ、小林麻美に『ある事情』という歌があってな」
「誤魔化さないで下さいよ。昭和の話はまた今度でいいですから」

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2009年1月 1日 (木)

New Year

丑年ということで
Nyatom
今年もよろしくお願いします

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2008年12月19日 (金)

ルネッサンスの若大将UNCLE "SHOWA"18

「叔父さんこんにちは」
「お前は誰だ?」
「え、図目夫ですよ。お忘れですか?」
「知っとるよ。ちょっとふざけただけだ」
「相変わらず人が悪いな。ちょっと上がらせてもらっても良いですか」
「断ったって上がってくるんだろうよ。どうぞお入り」
「お邪魔します。あれ、今年は炬燵出さないんですか」
「壊れたよ」
「買い換えればいいのに。安いもんじゃないですか」
「うん、どうにも炬燵を出すと出不精になるからな。無くても良いかと思ってる」
「なるほど。まあいいですよ。ところで最近はどうですか」
「麻生か?よく知らん」
「麻生総理はどうでもいいですよ。じゃなくて仕事のほうですよ」
「不景気だ」
「ほんとうに、困ったもんですよね。夏ごろまではこんなじゃなかったのにね」
「不景気は買ってまでしろと言うが、買う金もない」
「みんなが買ったら不景気じゃなくなりますよ」
「高度成長なんて言葉も今じゃ死語だな」
「叔父さんの若いころがちょうどその時代ですよね」
「そうともよ。糸へんブームとかあってな、企業は右肩上がりが当たり前だった。当時のサラリーマンは仕方なく左肩に肩パットを入れていたっけな」
「なるほど、スーツの形がこわれるからですね」
「ガバチョとかガッポリなんていう言葉が日常飛びかっていたもんだよ」
「そういえばウハウハなんてのも死語ですね」
「映画だってそんなのばかりで痛快だった。植木等の『日本一』シリーズとか、加山雄三の『若大将』シリーズとか...」
「植木さんのは観たことありますよ。確かコーラを売る話で」
「『くたばれ無責任!』だな。当時ハッスルコーラが飲みたくてたまらなかったな」
「ユンケルの元祖みたいな飲み物でしたね」
「その植木さんも日本一の長寿男になる前にお亡くなりになったな」
「加山雄三はまだ生きてますよね。でも『若大将』シリーズは観たことがありません」
「それはいかんな。あんな痛快な映画シリーズはなかったぞ。最初の作品が『大学の若大将』だった」
「大学生だからみんな若いじゃないですか」
「馬鹿だな、ただ若いんじゃない。スポーツ万能で秀才、しかも女にもてるから若大将なんだよ」
「きっと性格が悪いんじゃ...」
「いやいや、性格も妹思いのいい男なんだよ」
「へえ。現実にはいそうもないキャラクターなんですね」
「高度成長期に欠かせなかったのは何だと思う?『夢』だよ。みんなが夢を持って生きていたからこそ、今日より素敵な明日が期待できたんだ」
「なるほどね」
「その後『若大将』シリーズは続々と作られた。『エレキの若大将』『ハーモニカの若大将』『タンバリンの若大将』」
「楽器ばっかりですか。タンバリンって...」
「ゲストで丹波哲郎が出たんだ。楽器ばかりじゃないぞ、『銀座の若大将』『ハワイの若大将』『巣鴨の若大将』」
「巣鴨に若大将は似合いませんよ」
「なあにバーチャルな話だよ」
「婆ちゃんでしょ」
「『ニューギニアの若大将』では謎の巨大生物を追ってジャングルを探検する」
「川口浩ですか」
「それから若大将シリーズに欠かせなかったのが田中邦衛演じる青大将だな」
「青大将?ヘビみたいですね」
「そう、若大将が目を付けた女の子をストーカーして後ろから首筋をガブリと...」
「ホラーですか」
「『若大将vs青大将vsエビラ』なんてのもあった。番外編だがな」
「南海の決闘ですか」
「話は変わるがヘビで思い出すのは毒蝮三太夫だな、知っとるか?」
「おばさん相手にババアとか言っちゃう毒舌の人ですね」
「そうだ。昔は科学特捜隊という所で働いていたのだが鬱病になってしまった。その時のドキュメントは『鬱な荒らし』というタイトルで知られている」
「ふーん、知りませんでした。ところで若大将の話はどうなりましたか」
「忘れちゃならないのが映画の中で歌われる加山雄三の歌だ。『夜空の星』や『君といくつまでも』『お嫁匂いで』『小岩紅いバラ』などなど」
「聞いたことがあるような無いような」
「本人の歌も大ヒットしたが、他にも『あんたが若大将』みたいに他人が歌ってヒットした歌もある」
「誰が歌ってたんですか?」
「海綿体という血の気が多いグループだ」
「すごいですね」
「巷じゃジャイアンツの原辰徳が若大将なんて言われていたが、とんでもない話だよ。本家の若大将はいま71歳だからな。原なんてまだまだひよっこだ」
「本家はすでに若大将の年齢じゃないですよ」
「なに、まだまだ大丈夫だ。これからもシリーズを続けてもらおう」
「どんな作品で?」
「とりあえずは『リストラの若大将』『年金の若大将』あたりだな」
「うらぶれた話になりそうですね」
「あと数年後には『後期高齢者の若大将』や『認知症の若大将』も控えているから当分は安泰だな」
「そのころには世の中が明るくなっていると良いですね」
「全くだな」


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2008年8月18日 (月)

UNCLE "SHOWA"17

「叔父さん、こんにちは」
「おお、羽務須太雄じゃないか。何年ぶりになるかな、まあお上がり」
「叔父さんからハムスターをもらったのが十年くらい前ですからね。いやあご無沙汰してました」
「もうそんなになるか。ところでハムスターは元気でやっとるか」
「とっくに死にましたよ。ハムスターって2年くらいしか生きないじゃないですか」
「だってお前はピンピンしとるし」
「羽務須太雄は名前ですよ。人間ですから」
「ところで須太雄は幾つになった?」
「今年で26になります」
「ほう、犬でいえば120歳くらいじゃないか。大したもんだ」
「いや、人間ですからまだまだひよっこです」
「わしなんか、あと数年で年金が貰える歳になってしまったよ。実際貰えるかどうかはわからんが」
「身体の具合はいかがですか」
「人間も50を過ぎればガタも来るわ。最近は腸の具合がイマイチでな」
「食生活に問題があるんじゃないですか。壮年男性に大腸ガンが多いっていうし」
「そういえば昔みていたドラマに『大腸にほえろ!』というのがあったな」
「病院ものですか?」
「いやいや、刑事物だ。いろんなキャラクターの刑事が出ては人気を博しておった」
「へえ、どんな刑事ですか?」
「ドリアンという刑事がいたな。みんなからは『ドリさん』と呼ばれておった」
「好き嫌いが分かれそうだな」
「腸詰という年配の刑事は『腸さん』、山芋という渋い刑事が『山さん』だ」
「なんかクセのありそうな連中ですね」
「そういう刑事ばかり集めたのさ。他にもクサヤ刑事とかガーリック刑事とか」
「すごいな」
「『股下』と呼ばれて女性ファンの多かった刑事もいたっけな」
「どういう趣味ですかね」
「何年も洗濯してないシャツを着た『ワキガー刑事』とか、女物の下着を着けた『ズロース刑事』とかは異色だな」
「もっと爽やかな刑事はいないんですか?」
「『シンコ』という女刑事がいたが長年勤めているうちに『オシンコ』になった」
「加齢には勝てなかったんですね」
「『左太めで右加齢』ということわざもあるからな」
「どういう意味ですか?」
「なに、満員電車の状態を表しているんじゃろ」
「なるほど」
「とにかくすごいドラマだったな『大腸にほえろ!』は」
「でも沢山の刑事が出て、話が混乱しませんでしたか」
「ある時期になると1人ずつ去っていくんじゃよ。その時は盛大にみんなでお祝いしたもんだ。『純食』といってひたすら食いまくる」
「いまの大食い番組の先駆けですね」
「だからみんな大腸を壊して検査で吠えるのじゃ」
「昔の刑事物はなんだか刺激が強そうでイヤですね」
「なんといっても警視庁『鼻曲がり署』だからな」

Daicho

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2008年7月10日 (木)

明日に向かってハラショー(Mattarism64)

仕事は低調である。
原油の高騰に起因するガソリンや諸物価の相次ぐ値上がりは消費者の財布のヒモを堅くしているのだ。
また、昨今のキーワードの「エコ」にしても、「エコ=節約」みたいに考えられているから、なおさらみんながケチになっている。
現在の諸物価高騰が昭和のインフレと決定的に違っているのは個々の収入が反比例して下がっていることだ。
こと「衣」に関する仕事は軒並み絶不調であり、やはり「衣・食・住」の中では一番重要でないということなのだろう。
だから仕事場でヘラヘラ笑ってばかりはいられない。
といって目を三角にしてばかりでも疲れてしまうけどね。

話は変わるが、アシスタントの女の子の彼氏は警察官である。
前回の聖火リレーでも善光寺に駆り出されたが、今回も洞爺湖サミットの警備で北海道に派遣されているそうだ。

「どうなのサミット?」
「あー、行ってますねー。17日まで帰ってこないんですよ」
「え?だって9日で終わるじゃない」
「何か、後片付けとかあるんですよー。最後の2日は休暇らしいけど」
「ふーん」
「あー、そういえばサルコジの奥さんですね」
「ああ、来なかった人だね。なんでもCDが出るからとかで」
「すごいですよねー。そんなのカンケーないみたいな」
「まあスーパーモデルだからな」
「家で何もしなさそうな気がしますねー」
「サルコジだからな」

そこへ電話が鳴った。
得意先の女性からだった。
「もしもし・・・あー単価ですね。えーと○○になります・・・はい、◇◇さんですね、ところで小池栄子に似てますよね?・・・え、似てない?・・・ではどうも」

「あー▲▲会社からでしたか」
「そう、◇◇さんだった」
「その人って小池栄子に似てるんですか?」
「いや、似てないよ。ただ言ってみただけ」
「あーそうですか。でも小池栄子に似てるって褒め言葉なんですかねー?」
「どう取るかはその人次第だね」
「巨乳とか」
「いや、全然。でも背は高いよ」
「あー、最近は背の高い人多いですねー」
「そういえばそうだな。女の人の長身化が進んでいるんじゃないか」
「でも配達に来る男の人はすごい小さいですよ」
「そう、これからは小さい人が主流になるぞ」
「えー?でも昔よりみんな背が伸びてるじゃないですか」
「もう止まるさ。これからの社会は小さい方が絶対いい」
「うー、例えばどんな?」
「家が広く使えるだろ。天井なんてすごく高くなるから気持ちが良いぞ」
「でも蛍光灯とか替え辛いですよ」
「サミットで温室効果ガス削減とか言ってるけど、それより人間を小さくするほうが全然エコに繋がると思うけどね」
「小さくって、どのくらいですか?」
「2050年までに50%にすれば」
「それは小さいですね。ウチなんか80センチくらいになっちゃうよ」
「なーに、遺伝子の研究とか進んでいるし、そのくらいは可能だろうさ」
「あー、小さいと食事も少ないですねー」
「そう、車とかも小さく作れるからガソリンの節約になる」
「なるほど」
「それに毎年サイズが小さくなるから洋服とか靴とかも売れるだろう」
「そんなにみるみる小さくなるんですかねー」
「電車に乗ったって、今まで7人掛けだった椅子に25人くらい座れるし」
「すごいですね」
「でね、先生とか警官とかはサイズを小さくしないんだ。そうすれば学校で生徒が暴れたり、街で強盗とかあっても取り締まりやすいじゃない」
「あー、大きくて強いんですね」
「そう、誰かが言ってたけど、そのうちにスポーツで新記録が出なくなる時が来るって。案外、人間のサイズが小さくなるからなんじゃないか」
「でも、良いことばかりじゃないですよー」
「何で?」
「あー、猫に襲われたりして」

Cat

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2008年7月 5日 (土)

α計画(仮称)

NikonからD700が発表された。
D3に続くフルサイズセンサー採用機種であり、個々の仕様を見るとD3の廉価版というよりも正常進化版といった感じである。
この後、NikonはD3Xとして画素数を上げたモデルを出してくるだろうし、Canonも5Dの後継機種を投入する時期を待っているだろうし、1D系も何らかの見直しを計るだろう。
さらにSonyも自社センサーでフルサイズに参入するというし、今年の秋はデジタル一眼レフの地図が大きく塗り替えられる気配である。

そんな世間の流れとは逆行するように、私はこの春Canon20Dを売却してKiss X2を購入したのは以前に書いたとおりである。
小型軽量のカメラには相応しくないからというわけで、EFS17-55mm ISを手放してEF35mmを購入した。
Kiss X2のキットレンズ2本と、EF35mm、20Dのころに所有していたEFS10-22mm、EF50mmの5本でたいていの撮影は済む。
ブラブラ撮影会などのスナップであればキットレンズのみで大丈夫である。

先日、速水清司さんのライブがあり、久々にHP用の写真を撮影した。
Kiss X2にしてからはじめてのTACTでの撮影であったが、バッテリーグリップを付けて、唯一所有しているEF70-200mm F4 ISのLレンズを持参してみた。
今回の目的のひとつにはこのレンズとEFS55-250mm ISの画像の比較があり、両レンズで同じカットを何枚も撮影してみたのである。
70-200mmは20Dのころから絶対的に信頼を寄せているレンズで、私はステージ近くで撮るよりも多少の距離を置いてこのレンズで撮影するほうが好きなのだ。
(演奏もちゃんと聞くことができるし)
Lレンズにしては小ぶりだし、レンズ内手ブレ補正も強力なので重宝していた。

対するEFS55-250mm ISはレンズ重量が390gと軽く、明るさこそ劣るものの手ブレ補正は4段分とより強力なものになっている。
Canonのお得意のUSM(超音波モーター)も搭載されず、オートフォーカス時には多少やかましいのだが、それほど合焦に時間がかかるわけでもない。
何よりも軽いので手持ちで撮影していても何ら苦にならない。

結論として、Kiss X2での撮影ならばEFS55-250mmで十分なことがわかった。
WEBで使用するには全く問題がないだろう。
それがわかったので即座にEF70-200mmは売却することにした。
世の中はフルサイズに移行するかもしれないが(ハイエンド層は)、それにはNikonにせよCanonにせよボディとレンズで100万以上の費用がかかる。
写真を仕事にしているわけじゃないからね。

さて、レンズを売却してどうしたかといえば、Sonyのα200とTamronのA09を購入したのである。
TamronのA09はずっと前に初代Kissデジを使っていた頃に購入して、ライブ撮影を試みたことがあった。
結果は惨憺たるもので、おそらくは私の技術が未熟だったせいでもあろうが、ピントの甘いしまらない写真ばかりであった。
そのときはガッカリしてすぐに売却し、EFS17-55mmを購入したのである。
しかしその後、他の人が撮られた画像を見るとA09は悪いレンズではないことがわかった。
そしていつかまた使ってみたいなとずっと思っていたのだ。

α200は全然頭になかった。
ミノルタがコニカミノルタになり、カメラ部門がSonyに移行したことは知っていたが。
ここへ来てα200の価格が急落し、コンパクトデジタルカメラと同じくらいになったことを知って、興味を持ったのだ。
同じAPS-Cセンサーのデジタル一眼レフをまた購入するのはどうかと思ったが、ボディ内手ブレ補正が効くことに非常な魅力を感じた。
ついでにSonyのカメラならTamronやSIGMAのレンズを付けてもおかしくないと思ったからと言う理由もある(Tamron、SIGMAファンの人にはごめんなさい)。

ということで、ついでにSIGMAのAF30mm F1.4も購入した。
大口径ズームと明るい単焦点レンズの組み合わせというわけだ。
α200は完全にライブ撮影(近距離)とポートレイト用に限定するつもりだ。
だからKiss X2をメインに使用することには変わりはない。
(軽快さという点では比較にならないから)
ボディ内手ブレ補正であるということで、他にも使ってみたいレンズが色々あることは事実なんだけどね。

Afl

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2008年6月 4日 (水)

ヒーローを探せ〜しりかん21

「よお、木島」
「やあ、桑島」
「景気はどうだい?」
「相変わらずの右肩下がりだ」
「ものを売る仕事はもうダメだな」
「全くだよ。おれは脱サラしようと考えてる」
「ほう。でも年齢的にも世の中的にも厳しいぞ」
「映画のストーリーを考えたんだ。ハリウッドに売り込む」
「いきなりハリウッドか。無茶だな」
「日本じゃケチくさくてダメだからな。それに最近のハリウッドはネタに困ってるみたいだし」
「まあ日本のリメイクとかやってるくらいだからな。で、どんな話だい?」
「ヒーローものだよ」
「ハリウッドぽいね」
「主人公は常人の10倍速く動けるんだ」
「スーパーマンみたいなもんだね」
「でも速いだけで強くもないし、空も飛べない」
「なるほど」
「例えば、線路で轢かれそうになっている人がいたら列車より速くそこに走って助け出すんだ」
「その人を背負って走り去るわけだな」
「そう。おんぶしたまま線路の上をすごい速さで走り続ける。その後ろを列車が追う…」
「疲れちゃうだろ。線路から離れたほうが良いんじゃないか」
「またあるときは誘拐された女の子を乗せたクルマを追跡する」
「追いつけそうだな」
「走ったままクルマの横に近づいて後部座席のドアを開けて、サッと助け出す…」
「でも今月から後部座席もシートベルト着用が義務づけられてるよ」
「じゃあサッとは助け出せないな」
「警官を背負ってクルマまで走ったほうが良いんじゃないか」
「そうか。ではそういうことにしよう」
「この話にはロマンスとかはないのか?」
「あるとも。ある危機から救った女の子と恋に落ちるんだ」
「手も早いのか」
「早速、ラブホテルに連れて行って窓口で値切るんだ『すぐ終わるから安くしてくれ!』って」
「なんだコメディなのか」
「タイトルは『スピードマン』にしようと」
「ダメだよ。その邦題の作品はすでに作られてるよ」
「え、ほんとうかい?」
「そうさここを見てごらんよ。日本でのタイトルは『スピードマン』だ」
「うーむ。じゃあとっておきのやつを」
「またヒーローものかい?」
「タイトルは『3倍マン』」
「微妙だな」
「四角いジャングルを東へ南へ西へ北へと駆けめぐる」
「プロレスものかよ」
「3倍マンを育てたのは親マンで、兄弟に跳ねマンと倍マンがいるんだ」
「3兄弟だな」
「3倍マンの敵は役マンという名ですごく強い」
「きっと中国人だな。スウ・シー・ホウとかいうんだろ」
「役マンは平和を好まないんだ」
「安い手だからか?」
「もともと3倍マンは普通の少年だったが、親マンが修行に出したんだ」
「どこへ?」
「『ドラの穴』だ。お前はドラになるんだ!」
「なんだよ、それ」
「厳しい特訓を受けてドラの穴を卒業した少年は、やがて3倍マンとして活躍するわけだ」
「衣装とかも考えてるのかい?」
「とりあえず、サンバイザーを被ってるというところまでは…」

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2008年5月28日 (水)

椅子の上にも三年(Mattarism63)

気温が同じでも湿度が高い日は気持ちが悪い。
日本の夏はまさにそのせいで蒸し暑く、仕方なくエアコン頼みになるわけだ。
いわゆる「除湿」機能がちゃんと作動すれば温度を下げなくても快適に過ごせそうだが、一般的なエアコンだと「除湿」という名の冷房だから設定温度を下げないと意味がなかったりする。
なかなか快適な環境にするのは難しいものだ。

「きょうは暑いけどカラッとしてるから過ごしやすいね」
「あー、そうですね。汗もかかないし」
「でも知り合いの会社にいるベトナムの人なんかは日本の夏でも乾燥しててダメなんだって」
「えー、あんなにベタベタしてるのにですか?」
「うん、リップ塗らないとすぐ唇がひび割れちゃうらしいよ」
「じゃあ冬なんて大変ですねー」

冬は私も苦労したからな。
親指の関節なんてひび割れしなくなったのは5月に入ってからだったし。
アシスタントの女の子なんかはまだ若いからそんなことはないだろうが。

「あれ?まだ▲▲は来てないの?」
「あー、あそこはいつも遅いですよ。お昼ギリギリじゃないかなー」
「▲▲の他の営業なんかは早い時間から外回りしてるのにな。うちの担当はあちこちでお喋りばかりしてるからな」
「あの人は良く喋りますよねー」
「だいたいが仕事以外の話なんだよな。仕事の話をするとすぐ帰るし」
「うー」
「そのうち呪いをかけてやろう」
「えー、何ですか?呪いって」
「呪った相手は皆、醜く太るんだ.。足は象みたいになる」
「うわー、それはやだなー。女の敵ですね」
「そうとも」

実際は私のアシスタントの女の子よりも別の営業のアシスタントのほうが全然太っている。
そのくせ肩とか脚とか平気で露出しているから見苦しくて困る。
例のビリー体操をしばらく続けていたが何ら効果はなく、最近まではWii Fitを真剣にやっていたらしいが扁平足になっただけのようだ。
彼女はときどき仕事場の自転車に乗って近所に出かけることがある。
やけにタイヤの空気が少ないと思って押してみたら普通に入っていたので驚いた。
別に私が呪ったからというわけではないが…

「あー、さっきKさんが来ましたよ」
「ふーん、何か変わったことがあった?」
「おでこを虫に刺されてましたね。すごい腫れてた」
「何の虫?」
「さあー、蜂とかじゃないですかね。クルマの中にいたって」
「おでこを刺されるなんてイヤだね」
「バックミラーを見たらおでこに何かついていたらしいですよ」
「カブトムシとかなら良かったのにね」
「それはそれで鬱陶しいんじゃないですかねー」

仕事場の近所の家々には花が咲いたりして良い感じの季節である。

Lf

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2008年5月24日 (土)

How does it feel

きょう5月24日はBOB DYLANの誕生日である。
DYLANは41年生まれだから満67歳になったわけだ。

これまで公式に発表されたアルバムが45枚、公式ブートレッグが’5枚発売されている。
私が聴き始めたときにはすでに『Desire』が発売されていたのでファンを名乗るにはずいぶんオクテだったわけだが、とりあえず遡ってデビューアルバム『Bob Dylan』から一昨年の『Modern Times』までずっと付き合ってきた。
音楽的にはどうだかわからないが、精神的には非常に影響を受けたし、尊敬するアーティストであることは間違いない。

来日公演は4回足を運んだが、やはり78年の初来日の武道館に最も感銘を受けた。
そのせいか巷では評判の芳しくないアルバム『Street Legal』は私のお気に入りの作品である。
その中の1曲、日本で作られたとも言われる「Is Your Love in Vain?」は武道館で披露されたときも、アルバム収録されてからも違和感を覚えたものではあったが。

未だに現役アーティストとしてライブ・パフォーマンスを続けているDYLANだが、その歌に心打たれたのは94年の東大寺でのライブが最後である。
ニュー東京フィルハーモニック・オーケストラをバックに歌われた「A Hard Rain's A-Gonna Fall」をBSで観ていた時には思わず身震いしてしまった。
世紀が変わって来日したDYLANのライブには期待していたほどの感動はなく、その後にリリースされた『Love and Theft』や『Modern Times』は全米セールスの好調さにもかかわらず、音楽的にも詩的にも新しさを感じさせてはくれなかった。

BOB DYLANはすでに伝説になっているのだろう。
ここ数年のDYLANを取り巻く動きを見ていても、彼の業績を神格化しようとするものばかりに思われる。
私など、DYLANフリークでも何でもないから、そうした刊行物や毎月のように出回る近年の海賊版ライブCD・DVDには一切興味がない。
ただ『Blonde on Blonde』や『Blood on the Tracks』、『Hard Rain』などのかけがえのないアルバムは決して色褪せることはないだろうし、これから先も私の良き伴侶となってくれることだろう。

若い頃の無茶が祟っているのか、DYLANは実年齢よりずっと年老いて見える。
ムッシュかまやつよりも2歳年下なのに。
そういえば高田渡さんもすごく老けて見えたっけ。

ともあれHappy Birthday , Mr.DYLAN

Mrd

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2008年4月26日 (土)

猫とか花とか

Noman
猫はいつも同じ場所にいるとは限らない。
個々のテリトリーは確かにあるのだろうが、時間や天候に大きく左右される。
だからたまたま出くわすと何故か安心する。
外で暮らす猫(野良猫ばかりじゃないけど)の存在理由はそこにある。
Mfl
花もまた一日の間に表情を変える。
この花も朝撮影したので元気だが日が照ってくると少しグッタリするようだ。
昨日咲いていた花がきょうには花弁を落としていたり、また新たな蕾ができていたりするのも面白い。
仕事場のとなりに住むお婆さんと草木の話をするのだが、いろいろ教えられることも多くて楽しいものである。

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