2008年3月26日 (水)

ドームすみません

メジャーリーグの開幕戦が東京ドームで行われた。
ボストン・レッドソックスとオークランド・アスレチックスの2球団は太平洋を挟んで極東の地で真剣勝負をしたわけである。
初戦は逆転また逆転の末にレッドソックスが勝利を収めたが、私は何とも言えない違和感をおぼえた。

メジャーリーグの試合は面白い。
世のミーハーなメジャーリーグファンの例に漏れず、私も野茂英雄がメジャー移籍をして以来、興味を持って見るようになった。
日本の球界にも毎年のように外国人選手が入団する現在では、パワーの差で圧倒されることはそうそう無くなったが、それでも球場のスケールの差は感じるし、何よりも見せるスポーツとしての大きな違いがあるように思われる。
それは結局はアメリカと日本の国民性の差かもしれないが、メジャーリーグの試合を見ているとカラッとした底抜けの明るさが感じられるのだ。
そう、彼等は見せるスポーツであることを十分に理解しているのだろう。
そこには日本のプロ野球によく見られる悲壮感はほとんどない。

先発したレッドソックスの松坂大輔は初回に2ランを打たれたものの、徐々に調子を取り戻して2回以降を抑えていた。
しかし5回を投げ終え、球数が100球近くなったところで交代を告げられた。
メジャーリーグとはそういうものなのだ。
凱旋登板とか温情とかなんとかはどうでも良いことなのだ。
同じようなことが昨年の日本シリーズでもあって、落合博満監督に非難囂々だったのは記憶に新しいことだ。
ちなみに私は落合監督ファンである。

松坂大輔と岡島秀樹にとってはたしかに凱旋帰国であり、日本のファンの前でピッチングを披露できることは(当人たちがどう思っているにせよ)めでたいことだろう。
しかし、例えば大相撲がマディソン・スクウェア・ガーデンで開催されてもあくまでも親善興業であろうし絶対に公式な試合とはならないはずである。
サッカーにおけるFIFAクラブワールドカップとはわけが違うのだ。
日本の球場でメジャーリーグの公式戦が行われるのはやはり変だ。
言ってみれば東京ドームはマディソン・スクウェア・ガーデンに設けられた土俵みたいなもんじゃないか。

この試合前にはソプラノ歌手による国歌斉唱があって「君が代」が朗々と歌われた。
待てよ、此処は日本でも試合はメジャーリーグの開幕戦じゃないか。
アメリカ国家が歌われるならわかるけど・・
どうせならセリーヌ・ディオンにでも歌ってもらえば良かったのにね。

Sr2

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2007年4月 7日 (土)

Dice-K

「見た?」
「ん?何を?」
「TVだよ。大騒ぎだね」
「ああ、和義だろ。万引きはいけないね」
「違うよ。メジャーだよ」
「桑田か。まだリハビリ中だって聞いたぜ」
「松坂だよ。デビュー戦」
「朝早くやってたやつか。見たよ」
「やっぱ1億ドルプレーヤーは違うね。大した度胸だ」
「でも、おれがTVつけたらもうベンチにいたぜ」
「お前が起きるのが遅かったんだろ。7回でマウンドを降りたから」
「そうか。でも、前から疑問に思ってたんだけど、何でマウンドは高いんだい?」
「そういうもんだからさ」
「一段低くしたらダメか?」
「当たり前だ。低い球が投げられないじゃないか」
「たとえばさ。ブルペンなんかはマウンド無いだろ。同じ高さで良いじゃん」
「深く考えるな。ピッチャーは同じ場所で何球も投げるから足下が掘れちゃうんだ。それを防ぐために土を盛ったのが始まりだというぜ」
「土俵みたいなもんだな」
「いいよ。ところで松坂に話を戻すけど、三振10ってどうだい?」
「魔球のおかげだな。例の茶色ボール!」
「ジャイロボールだろ。まああの話は眉唾もんだけどね」
「おい、ボールに唾つけちゃダメなんじゃないの?」
「違うよ。ジャイロボールっていうのが本当に存在するのかどうかってこと」
「エモボールみたいなもんじゃないの」
「ああ、あれも江本本人は否定してたからね」
「メジャーの取材は日本のマスコミばかりだね。何だか浮かれすぎだぜ」
「スポーツ紙にとっては特に松坂ネタは目玉だからな」
「全然関係なさそうな選手にも松坂はどうですかって聞いてたり。バカみたいだね」
「ニュースは作られるものだからな。変なコメントは消されるし」
「おれに聞いてくれればいいのに」
「お前に何を聞くんだよ」
「松坂のことさ。足のサイズとか・・」
「いいよ、そんなことは。でもアメリカのマスコミもずいぶん大きく報道していたぜ」
「そりゃあシーズンが始まって間もないからな。ネタも少ないし」
「でも注目されていることは間違いないよ。見出しもでかかったぜ」
「どうにも納得できないのが『Dice-K』っていうやつだ。サイコロに毛が生えたみたいで気持ち悪いったら・・」
「Kは三振のことだよ」
「そう毛。じゃあQは?」
「何だQって?誰かいたかな」
「オバQっていたじゃん。田代富雄」
「あれは違う。どうにも話が古すぎるな」
「まあ、あとはヤンキースの井川が活躍することだね」
「ピッチャー難だからな。ヤンキースは」
「今年もメジャーは楽しみだね」

Dicek

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2006年8月17日 (木)

イエメン戦ー理想と現実ー

先週のトリニダードトバゴ戦は親善試合であったが、今回のイエメン戦はアジアカップ予選という公式戦である。
発展途上の日本代表チームとはいえ勝利が絶対条件になる試合であった。

浦和勢を主体とする前戦は準備不足を補うための緊急措置であったが、オシム監督の狙い通り、それなりに機能して三都主の2ゴールという結果を残した。
一方では2−0になってからの後半に各選手の運動量がめっきり落ち、スローガンとしている「走るサッカー」の実現まで道程は遠いことも露呈した。
今回はガンバ大阪・ジェフ千葉の選手も加わって、ある程度ベストメンバーで臨んだ試合であった。
とりわけ、オシム監督が3年半に渡って指導してきたジェフの選手の代表加入はチームにとってカンフル剤の意味を持つものだと思った。
それゆえに、先発メンバーにはジェフの4選手が組み込まれているものだと予想していたのだが・・

オシム監督は今回の試合でも選手のテストを行っていた。
先発メンバーは浦和から三都主・坪井・闘莉王・鈴木・田中達の5人、ガンバから加地・遠藤、ジェフからは阿部・巻、あとはサンフレッチェの駒野とジュビロの川口である。
前戦で途中ダウンしてしまった坪井、いまいち結果を出せずにいる田中達、ジーコ・ジャパンから引き続き代表に選出されたガンバの2人と三都主。
数日間の練習はあったものの、各々の選手たちはオシム監督の意図を消化しきれるはずもなく、前半の運動量は決して効率の良いものではなかった。
徹底して引いて守っているイエメンのディフェンスに手こずる羽目になったのは、ブツ切りになっていた連携の悪さに起因するものであった。

ボール支配率70%という数字の割には波状攻撃ができていなかったのは、イエメンにボールを奪われてから日本のディフェンスが取り返した後に前線に供給するスピードの遅さにある。
つまり、DFーMFの運動量が足りなかったということで、オシム監督のいわゆる"水を運ぶ"選手が不足していたということだ。
父親が観戦しているとかでゴールを決めようと躍起になっていた闘莉王など、ペナルティエリアに張り付いてしまって、お前はFWかい?と首をかしげてしまった。
また、加地はジーコの時に見せていた右サイドからの鋭い駆け上がりが印象深かったのだが、オシム監督のもとでは位置取りに戸惑っているようであった。
時折ベンチに座っているオシム監督の様子が映っていたが、怒っているというよりも「やっぱりな」という感じに見えた。

後半、大きく選手を入れ替えるのかと思ったら、駒野を下げて羽生を入れてきたのみであった。
前半で左にフリーのスペースを取っていながら結果的にボールを待って機能しなかった駒野に対して、自在に動き回りドリブルで切り込んでいくタイプの羽生を投入したことで少し選手間に動きが見えてきた。
後半25分に羽生の右サイドからの動きで生まれたコーナーキックから阿部のヘディングによる待望の初ゴールが生まれた。
直後に遠藤を下げ、佐藤勇を入れてジェフの4人が同じピッチに立つことになった。
これ以降では鈴木の存在感が希薄になり、三都主が左のディフェンスを兼任することが多くなったが、相変わらずヒヤヒヤさせる守備力ではある。

ロスタイム直前に弟の佐藤寿を投入したが、後半動きがめっきり悪くなった田中達はもう少し前にはずした方が良かったのではないかと思った。
面白いことに、ここから終了までの7分間が一番各選手の動きが良くなったことである。
ピッチに入るや早々に鋭い動きでゴールを決めた佐藤寿は面白い存在だが、体格差のあるディフェンスが揃った相手チームの場合はどうなのだろうか。

オシム監督が理想とするチーム作りはまだ階段を1段上がったかどうかもわからないレベルである。
しかし、試合終了後に阿部が言ったように「目指すサッカーは、これからやっていく中でつくっていくしかない」という意識は全ての選手が持ったことだろう。
9月の中東遠征のアウェー戦までに日本代表がどう育っていくのかが楽しみである。

Osim

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2006年6月13日 (火)

冷静になろうぜ

Nn日本1−3オーストラリア
結果を見れば完敗である。
後半39分からの3失点は指揮官の差であるといったら言い過ぎか。

坪井→茂庭の交代は負傷のためだから致し方ないが、その後の柳澤→小野の交代は理解できない。
試合後のジーコのインタビューで前半の1点のリードを守ろうという意識があったことは間違いなさそうである。
W杯で守りに入っては厳しい、特に今回の代表チームのウィークポイントはディフェンスのもろさであることを考えれば。

選手交代の時期としては後半10分ごろにフォワードを入れ替えるべきであったと思う。
両チームとも前半の足の動きは無かった。暑さのせいであろう。
中盤の押し上げも無くなり、マークも甘くなっていたから、相手陣内に切り込む動きがあれば面白い展開になったと思う。
仮に得点できなくとも、かなりの疲労度を与えることができたのではないか。

後半39分の失点はGK川口のミスである。
しかし再三にわたって好セーブをしてきたことを考えれば責めるわけにはいかない。
問題は、同点にされたあとのディフェンスの動揺である。
マンマークはことごとくはずされ、相手攻撃陣に何らプレッシャーを与えられずにズルズルと失点を重ねてしまった。
3失点は痛い、残り2試合を終えたときに得失点差で大きなハンデとなるだろう。

まあ、トーナメントじゃないからこれで全てが終わったわけじゃあない。
あんまりガッカリしないでクロアチア戦に期待しようか。

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2006年3月31日 (金)

VSエクアドル

Ecuador「何かテレビ付けたらサッカーやってたよ」
「ああ、日本代表vsエクアドルだ。キリンチャレンジカップといって国際親善試合なんだ」
「エクアドルってどこ?」
「南米の赤道直下に位置する国だよ。ブラジルの左上でコロンビアとペルーにはさまれているんだ」
「ぴんと来ないよ。地理は苦手なんだ。サッカー強い国なの?」
「今回のワールドカップの南米予選では3位で通過した。ホームでは負けなしだ」
「すごいね。ブラジルやアルゼンチンにも勝ってるんだ」
「でもアウェーでは1勝6敗2分けだから極端だね。ワールドカップは今回が2度目の出場だけど前回も1次リーグで敗退した」
「日本とどっちが強いの?」
「FIFAのランキングでは日本が18位、エクアドルは38位だ。でもたとえばドイツが22位だったりするから参考にはならないね」
「FIFAだめじゃん」
「今回の試合は日本もエクアドルもベストメンバーではないが、選手たちにとっては代表に残るかどうかと言う意味で大事な試合だね」
「ふーん。で試合内容はどうだったの?」
「うん、今回はケガから復帰して久々の玉田をフォワードにつかってきたね」
「もうひとりはまたラーメン屋のおじさんみたいな人だね」
「久保か。ジーコは結構頼りにしているからね」
「また外国人選手出てたじゃん」
「でもきょうの試合の三都主は結構良かったと思うよ。前回の試合で相当叩かれていたからね。あとJリーグの試合で調子を上げていることも良かったんだろう」
「あまり新味のない顔ぶれだね」
「一応は南米のワールドカップ出場国だし、前半から冒険できないとジーコも思ったんじゃないか」
「前半は0−0で終わったけど結構危ない場面もあったね」
「宮本がいまいちだね。相変わらず危険なエリアでミスが目立ったし。あと加地も精度を欠くプレーが多かった」
「後半にはいってもサッパリ選手を替えなかったじゃん。若手は何で使われないの?」
「そうだね。長谷部とか茂庭とか阿部とかを出してくるかと思ったんだけどね。前半に失点しなかったのでジーコも代えにくかったんじゃないかな」
「それじゃ代表選考の参考にならないじゃん」
「後半30分を過ぎてからフォワード2人を代えてきた。結果的にはこれが当たったわけで、久保に代えた佐藤が三都主からのボールを流し込んで決勝ゴールになった」
「あれは上手かったね。試合後のインタビューは妙に謙虚だったけど」
「うん、若手の控え選手はもっと自己主張すべきだと思うね。どうも海外組やジーコのお気に入りの選手に遠慮しているようなところがある。ジャンルは違うけど少しは亀田兄弟をみならったほうがいいな」
「試合後に歌を歌うの?試合前に『君が代』は歌ってるけど・・」
「そうじゃない。多少は大きなことを言っても良いと言う意味だ。日本代表全体に言えることだけど、何か絶対的な強さというか自信が感じられない。だから試合をやって勝ってもなんとなく勝ったみたいな印象を受けてしまうんだ」
「ジーコと直接話し合えないのが原因なんじゃないの?」
「ジーコは日本語話せないからな。通訳を通しては対話しているだろうが・・」
「選手全員がポルトガル語を話せるようになればいいじゃん。あ、三都主は抜きで」
「語学合宿でもするのか」
「あと2ヶ月あるから何とかなるでしょ。海外組をリードするにはそれしかないよ」
「次の監督が他の国の人だったらどうする?」
「また覚えればいい。何カ国語も覚えればサッカー辞めても再就職できるからね」
「前途多難だな」

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2006年3月27日 (月)

春場所・続き

sho「見たかい?」
「何を?」
「春場所だよ。千秋楽だったろう?」
「見た見た。ありゃひどかったね」
「?」
「こんなこと言っちゃあ何だけど、シナリオ通りだったでしょ」
「朝青龍が優勝したことかい?」
「それもそうだけど、それまでの取り組みだよ」
「白鵬と魁皇か?」
「うん、7勝7敗で千秋楽を迎えた魁皇に白鵬がどうするのかなって思ったけど、案の定魁皇が勝っちゃったでしょ」
「でも気合いが入った顔していたけどな、魁皇」
「白鵬のほうはもう大関昇進が決定的になっていたから、ここは魁皇に勝たせても良かったわけでしょ。でも、これで朝青龍がすんなり勝って優勝と思っていたら・・」
「結びの一番で栃東が勝っちゃったね」
「あれはいただけなかったね。栃東はすでに3敗して今場所の横綱昇進は駄目になっていたんだけど、朝青龍に勝ったことで来場所につなぐことができたわけでしょ」
「そうだね。来場所の成績いかんでは横綱昇進もあり得るからね」
「朝青龍が負けちゃったのにはビックリしたよ。でもその後の優勝決定戦は最初から結果が読めていたけどね」
「というと?」
「1つの場所中に同じ相手に横綱が2敗するなんて許されないことでしょ。ここは白鵬が同じモンゴルの先輩に花を持たせても不思議はないじゃない」
「結局、みんな丸く収まったわけか」
「そういうこと。更に言えば、千代大海も琴欧州に勝って9勝6敗にしたじゃない。8勝7敗じゃ大関の面目が立たないもんね」
「相手の琴欧州はすでに9勝してたし、前日の取り組みで足を捻挫してたから負けても言い訳が立つからな」
「もう簡単に勝敗が読めたね。実につまらなかったよ」
「きょうはやけに真面目に語るね」
「サッカーや競馬のほうがよほど波乱があるっていうもんだ。相撲のtotoなら楽に1等をGETしちゃうね」
「それだけ角界も大変だって言うことじゃないの。龍鵬時代になったとしても相撲人気に結びつくかって言うと疑問符がつくからね」
「ところで歴代横綱の一覧表を見ておどろいたよ」
「何で?」
「朝青龍のしこ名は"朝青龍明徳"っていうんだね」
「ああ、明徳義塾を出ているからだ」
「じゃあ白鵬は?」
「"白鵬翔"っていうんだ」
「ツッパリが得意なんだね?」
「いや、組み手が得意だよ」
「後ろに手が回らなければ強い大関になるだろうな」
「考えすぎだよ !」

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2006年3月25日 (土)

春場所

sumo「聞いてもいい?」
「何だい」
「テレビを見てたら土俵に外国人が上がっていたけど」
「春場所だね」
「う〜ん、腰の上かな」
「湿布を貼る場所じゃない。大相撲春場所だよ」
「でも相撲は日本の国技でしょ」
「いまは横綱も三役も外国人力士が活躍しているんだ」
「へぇ、誰が強いの?」
「朝青龍が今は唯一の横綱だ。モンゴル出身でね本名はドルゴルスレン・ダグワドルジ」
「絶対に覚えられないね。他には?」
「今場所、朝青龍と熾烈な優勝争いをしているのが関脇の白鵬でやはりモンゴル出身だ」
「本名は?」
「ムンフバト・ダヴァジャルガル」
「聞かなきゃよかった。発音すらできそうもないよ」
「ブルガリア出身の琴欧州も今場所ちょっと冴えないけど、しっかり勝ち越しているからね。本名は・・」
「言わなくていいよ。日本人はどうなの?」
「前回優勝している大関栃東が今場所に横綱昇進を狙っていたんだけど、残念ながら届かなかったね。カド番の大関魁皇はもう7敗してるから、せいぜい勝ち越すかどうかだな」
「だらしないね」
「日本人の横綱は若乃花が最後だからね」
「そうじゃなくて君のズボンだよ。背中の所からシャツが出てるし」
「さっきしゃがんだときに出ちゃったんだな、ありがとう。それはそうと白鵬は来場所の大関昇進は間違いないみたいだよ」
「若いんでしょ?」
「まだ21歳だ。三役の中でも最年少だね。ちなみに日本人三役は魁皇の33歳を筆頭にみんな30歳近い年齢なんだ」
「外国人は実年齢より老けて見えるからね」
「そういうことじゃあない。それより今後の角界は朝青龍と白鵬が引っ張っていくと言われているんだ」
「むかしの柏戸と大鵬みたいだね」
「古いな。当時は”柏鵬時代”といっていたけど、これからは”龍鵬時代”になりそうだな」
「焼きそばみたいだね」
「それはUFOだ。でも栃東もそうだけど、千代大海も今年中にはもうひとがんばりしてもらいたいね」
「やまだなおこさんが推している魁皇は?」
「なんとか幕内通算700勝を達成して欲しいものだね。引退とか言わずに」
「おれは40過ぎてるけど現役ばりばりだよ」
「関取じゃないだろ。でも日本人の強い力士が出てこないと相撲人気も先が見えてくるよ」
「じゃあ外国人力士も増えたことだし、そろそろ国別対抗をやればいいよ。WSCとか」
「ワールド・スモウ・クラシックってか?」
「そう。行司はもちろんデビッドソンに頼むわけ」
「何で?」
「それで横綱になったら”ごしん横綱”になるじゃない」

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2006年3月22日 (水)

WBC(その3)

japan「すごいね。王ジャパン」
「うん、WBC優勝だね。韓国を破って波に乗った感じだね」
「1回の4点はもうけものだったね」
「先発のロメロ。結構緊張していた感じに見えたね」
「西岡もイチローもじっくり構えて打席に入っていたね」
「うん、キューバは試合前の打撃練習も守備練習もしなかった。未知数の相手に対してまずは様子を見てやろうという感じだった」
「キューバはすぐにピッチャーを代えたね」
「ロメロの調子がどうこう見極める余裕がなかったんだね」
「メロメロだ」
「日本にとってはラッキーだったと思うよ。緊張するのは代えられた投手のほうだからね。次のオデリンが2つの押し出しだもの」
「キューバしのぎ?」
「で、またゴンザレスに交代して今江が2点タイムリーだ。結局この回の攻防が試合の主導権を日本に握らせてしまったわけだ」
「松坂はどうだったの?いきなりホームランを打たれたけど」
「あれで引き締まったんじゃないかな。相手がただ者じゃないことをナインも再確認できただろうし」
「なんで4回で交代したんだろう?」
「王監督の青写真では松坂ー渡辺ー大塚だったんだろうね。それぞれの受け持ち回をきちんと押さえてくれれば大丈夫ということで」
「渡辺も良かったよね?」
「5回は完璧だったね。6回の失点は不運だったけど」
「終盤のキューバは怖いくらいの迫力だったね」
「綱引きと一緒でね、相手がちょっと隙を見せると一気に自陣に引き戻すパワーも技術も持ったチームだからね」
「大塚が8回から出てくるとは思わなかったよ」
「何としてでもリードした状態で9回を迎えたかったからだね。精神的なアドバンテージがあったからこその9回の追加点だから」
「おおつかれさまだね」
「日本の規格とは大きさの違うボールもマウンドも熟知した大塚がゲームを締めてくれたわけだ」
「きょうのポイントは川崎だね」
「川崎?打席も守備もいいところがなかったようだけど?」
「エラーをした後、ベンチで自分の頭ボコボコ殴っていたよ。変にシュンとしてなかったからチームのムードは逆に盛り上がったみたいだったし」
「なるほどね。9回も金城が相手のエラーで出塁した後、川崎がバントで送れず、次の西岡がきちんと決めたときに”バントって言うのはこうやるんだよ”っていう感じに見えたもんだし、しかも結果的には自分も生きてしまったからね」
「でしょ?川崎が1塁に残ったから見せつけたんだよ」
「その後、イチローのライト前ヒットがタイムリーになったのも川崎の好走塁があったからだしな」
「MVPは川崎だね」
「それはない。結局は松坂がMVPだったけど、おれは王監督に送りたいね」
「試合後にシャンパンをかけられて”目に染みるけどおいしい”と言っていたよ。目で飲んだんだね」
「そんなことより、シャンパン・ファイトの前に選手全員に”諸君は素晴らしい”ってハッキリ言っていたね。それを見て無性に熱くなったよ」
「俺もすばらしい?」
「全然。王監督は”野球はスポーツの中でも最高のもの”と言っていたが、この大会を見ていると本当にそう思えるね。そういう気持で取り組んでいたから王ジャパンは世界一になったんだな」
「どこかの監督に聞かせてやりたいね、その言葉」
「誰に?」
「ジーコだな。きょうはおふざけ無しだよ」

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2006年3月20日 (月)

WBC(その2)

davidson「いやいや、勝ったねえ王ジャパン」
「とうとう決勝進出だね」
「終盤までヒヤヒヤし通しだったけど」
「きょうは両国とも先発が良かったからね」
「上原も良かったけど、韓国の先発のペ!」
「ペなんていないよ。ソ・ジェウンという投手だ」
「覚えられないよ。でも7回の松中のヘッドスライディングは熱くなったな」
「気迫のこもったプレーだったね。王監督の代打策もドンピシャだったし」
「福留だろ。知ってるよ、ウルトラクイズ」
「あれは”ふくとめ”だな。こっちは”ふくどめ”」
「こないだのブログみたいだね。福留は血液型がB型なんだよ」
「いいよ、そんなことは。結局その後打線がつながって7回に5点を取ったのが大きかったね」
「韓国のファンもいっぺんにシュンとしちゃったね。チェ・ジウも泣いてたよ」
「チェ・ジウはいつも泣いてるんだ。それまでの投手戦がウソみたいに思えるね。どんなゲームでもそうだけど流れというのは怖いもんだ」
「8回に多村がホームランを打った後に試合が中断したでしょ?」
「ああ、雨が強くなったからね」
「例の審判が”最初からやり直し”って言ったらどうしようかとドキドキしたよ」
「いくらなんでもそれはないだろう。でも流れが切れそうで嫌な中断だったね」
「8回裏から出てきた日本のピッチャーも良かったね」
「薮田だな」
「薮田。をプロデュースだね」
「そのあとを大塚が3三振で締めてガッツポーズだ。誤審だ何だってモヤモヤしていたのがこの試合の勝利でスッキリしたね」
「決勝はどことやるの?」
「ドミニカを破ったキューバとだな」
「強いの?」
「キューバのチームは大リーガーはひとりも入れていない。つまりは全員がアマチュアなんだけど、どの選手もレベルが高くて強いチームだ」
「素潜りも得意なの?」
「それはスキューバだな。キューバはオリンピックでも金メダルを取っているし、大リーガーで固めたドミニカをねじ伏せる強力な投手陣を持っている」
「ここまできたら王監督に優勝してもらいたいね」
「全くだね。日本の他の監督がリーグ戦に向けて自軍を調整している中で、強い責任感を持って国を代表して頑張っているんだから」
「爪のあかでも飲ましてやりたいね」
「誰に?」
「俺に。ところで決勝はいつどこでやるの?」
「今日の試合と同じくサンディエゴのペトコ・パークだ。現地の20日だから日本では21日だね」
「お彼岸だね。”王・悲願”の世界一とか言ってみたりして・・」
「そうなれば嬉しいね」

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2006年3月 6日 (月)

王貞治という人

oh先日、ラジオで聞いた王監督のエピソードが耳に残っているのでそれを書く。

現役時代の王さんはファンの人たちにサインを求められると決して断らなかった。
それには訳がある。
少年のころ、川上選手のファンだった王さんが巨人の試合を見に行った。
試合が終わって選手が出てくるのを待ちかまえていた王さんがお目当ての川上選手のところに駆け寄ったが、川上選手はサインを断った。
しょんぼりしていた王さんのところに与那嶺選手が近づいて「どうした?」と聞くと、サインをもらえなかったことを王さんは言った。
「じゃあ、僕のサインで良かったら」と言って与那嶺選手は王さんにサインをした。
そのことがとてもうれしかったので、プロになってからの王さんは決してサインを断らないようになったという話。

また、王さんはホームランを打ってグラウンドを回るときにちょっと俯き加減で、決して派手なガッツポーズをしなかった。
それは、最初のころに試合を見に来ていたお兄さんが、ホームランを打って小躍りしながらグラウンドを回る王さんを呼んで怒ったからだという。
「おまえはホームランを打ってどんなにか嬉しいかもしれない。でも打たれた相手のピッチャーの気持を考えてみろ」
それ以来、王さんは淡々とベースを回るようになったという話。

今回のWBCで出場要請をしていたヤンキースの松井選手が辞退を申し出たのだが、知人にその旨を書いた手紙を持たせて、福岡にいる王さんに届けてもらった。
王さんは手紙を渡されると中を見て、それから手紙を持ってきた人に向かって言った。
「遠いところにわざわざ来ていただいて本当にありがとう。手紙の内容はよくわかりました」
そして福岡のホテルに一室を用意して手厚くその人をもてなしたという話。

あのイチローがWBCに真剣に取り組んでいるのも王監督の手助けをしたいという気持があればこそである。
王ジャパンの各選手が守備位置に全力疾走する姿は美しい。
きょう、韓国との試合で負けてしまったけど、アメリカでの2次リーグで頑張っていただきたいものである。

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