ニッポン無線時代
元日に郵便屋さんが来て、年賀状より先にWiiが届いた。
今年はこれで遊べっていうお告げだろうか。
サクサクっとセットアップして例のリモコンを手に、テニスや野球に興じる。
思うにこれって一種の体感ゲームなんだな。
ボーリングとかゴルフはともかく、ボクシングとかテニスは運動になりそうだ。
アメリカだかどっかで、リモコンをぶん投げてテレビが壊れたとか人が怪我したとかニュースがあったが、熱くなりやすい奴らのことだからさもありなんと思った。
それはともかく、Wiiにはもともとワイヤレスでインターネットに接続できるように、無線LANが内蔵されている。
太いLANケーブルが繋がっていないので、設置した状態は非常にすっきりとして見栄えがよい。
もともとAirMacでノートブックは無線LANで接続していたから、アドレスの設定をするだけであっさりとインターネットに繋がったわけだが、ここで疑問。
パソコンよりもはるかに出荷台数が見込まれるゲーム機が標準で無線LANを想定しているということは、世の中にそれほど無線LANが普及しているのだろうか?
もちろん任天堂では有線接続もオプションのLANキットの購入で可能にはしているけど、無線LANがIEEE802.11b/g準拠であるのに対し、有線では10BASE-Tの通信速度である(100BASE-TXに繋いでも実行速度は10BASE-Tのまま)。
快適さという点でははるかに無線LANに分があると言える。
インターネットに繋ぐことでWiiはゲーム機プラスαの機能を持つ。
すなわちコミュニケーション・ツールやネットブラウザになるわけである。
携帯電話が本来の通話機能を超えて、モバイルコミュニケーション・ツールとなった現在、有線ネットワークはどんどん衰退していっているようである。
自宅でMacBookを開いても、数種類のワイヤレス・ネットワークが感知される(もちろんセキュリティで守られているのでAirMacにしか接続はできないのだが)。
考えてみれば外を散歩していても、自分の周りを雑多な電波が飛びまわっているわけだ。
これがもし全部有線だったら、街中がクモの巣のようになってしまって、人もクルマも通れやしないだろう。
自宅に電話回線を引かない人も増えてきた。
携帯電話があれば事足りるからで、なるほどなと思う。
ワイヤレスの良い点は目に見えないという自由さにあるから、例えば携帯電話も持たず、ワイヤレス機器を一切所持しなければその人は社会から自身を切り離して自由になることができるのだろうか。
そんなことはないのだが、そういうふうに錯覚してる人が多いんじゃないかな。
その昔に自由がほしいって勝ち得たさまざまな権利が、かえって他人の自由を脅かすことになってしまったように、ワイヤレスの自由さも見せかけだけのものかも知れない。
一文無しになってもワイヤレスとは縁が切れないかも・・ってそれは無銭だな。
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