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2008年12月 3日 (水)

Salyu『Merkmal』の意味するものは

11月26日にSalyuの新しいアルバムが発売された。
『Merkmal』というタイトルのそのアルバムはSalyuのベストアルバムである。
メールマガジンで早くにその発売をアナウンスされていたものの、曲目を見ると全部自分が持っているものばかり。
つまりは同じ内容のリストをiPodにでも作成すれば事足りるわけで、これは予約して買うまでもないかもしれないと考えたのだった。

今回のアルバムはCDのみの通常版の他に初回盤として2パターンのリリースがあった。
ひとつは今年の9月に横浜のMotion Blueで行われたライブのDVDとセットになっているもので、もうひとつはこれまでに発売されたSalyuをfeaturingした楽曲をまとめたCDがセットになっているものである。(しかしながら「WIEN5」は未収録)
横浜のライブは先行チケットに申し込んだが落選してしまったもので、私としてはこのDVDとのセットしか購入する理由がなかったから、TOWER RECORDで予約することにした。
いつものHMVではなく"TOWER"で予約というのがSalyuっぽいでしょう。

CDを予約してからしばらくして、公式サイトにNHK BS2「最新ヒット ウエンズデーJ-POP」にSalyuがゲスト出演することと、その公開放送の抽選があることがアナウンスされていたので申し込んでみたら運良く当選した。
公開放送日は11月26日で『Merkmal』の発売日と同じであったから、予約したおかげかもしれない。
当日は仕事を切り上げて渋谷のNHKに出かけていった。
まあ1,2曲聞ければ良しとしようという軽い気持ちであった。

開場20分前に到着したらすでに沢山の人が待っていた。
みんな早く来て入場整理番号を手に入れるためである。
私は仕事があるからそんなに無理はできなかったけど、最後列よりは少し前に位置することができた。
中継はNHKホールじゃなくNHKふれあいホールなので小さめの体育館程度の広さであり、最後列だって十分ステージに近いのには少し驚いた。
時間が近づき、若干の説明があってからステージにバンドメンバーが現れた。
あ、ドラムはあらきゆうこさんだ。

あらきさんのドラムセットの周りには透明なバリアのようなものが設置されていた。
もしかしたら開場が小さいのでドラムの音量を調整するのだろうか。
右端にはギター、奧にはキーボード、その前にはチェロ??
ステージ左側にあらきさん、その左にはベースという配置である。
いきなりライブから始まる展開でSalyuが登場てきてびっくり。
すごい細くなってる!
公式サイトの背景の写真も別人みたいになっていたので、ああ痩せたんだなーとは思っていたけど、実物を目にしたら想像をはるかに超えていたなあ。

で「name」が始まった。
どうだろう、CCレモンホールで聞いたときよりも控えめな演奏かもしれない。
公開生放送ということもあるのか、Salyuの歌い方も丁寧な感じだった。
でも久しぶりに聞く生の声がうれしかった。
何よりもこの歌を歌うSalyuをTVで見たことが私にとっての始まりだったわけで、感慨もひとしおだった。

その後、インタビューを交えながら番組は進み、再びSalyuのライブ。
曲は「風に乗る船」で、CDの演奏みたいに空高く階段を駆け上がるようなものではなく、もう少しなだらかな感じで歌われた。
おそらくバックにチェロが入っていることもその要因かもしれない。
何かじーんとくるものがあるなと思ったら、不意に涙が出てきた。
続いて「to you」が演奏されるともういけない。
軽い気持ちで聴きに来ているのに、両頬を濡らしてどうする・・
すっかりSalyuの声に癒されている自分がいた。
チェロの音色がまた暖かくて(涙)

「to you」が長い曲だったために番組ラストはバタバタと終わった。
でも大満足の3曲であった。
来年の2月に武道館でスタートするMerkmalツアーが楽しみになった。
そこでアルバム『Merkmal』の話に戻る。

アルバムに収録された楽曲は14曲で『landmark』から4曲、『TERMINAL』から8曲、そしてLily Chou-Chou時代の『呼吸』から2曲、これは何を意味するのだろうか。
しかもセットのDVDでは1曲目に「アラベスク」が歌われている。
Salyuとして活動してきた数年間を経て、彼女の中で再びLily Chou-ChouがRE-BIRTHされようとしているのだろうか。

NHKの番組の中でのインタビューでもSalyuは『Merkmal』を10年間の活動の集大成と言っていた。
小林武史と組んで作ってきた自分の世界を振り返り、ツアーを完了させたときに新生Salyuがスタートするのかもしれない。
すっかり痩せて少女のような儚さを感じさせた先日のSalyuを見てそれを強く思った。
きっと今回の『Merkmal』というアルバムはツアーのパンフレットなんだろうな。

※Merkmal・・・ドイツ語で「道標・指標」の意

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そうそう、知らないうちにiTunes STOREでも『呼吸』がリリースされていた。
Lily Chou-Chouを知らない人はこの機会に聞いてみることをお薦めする。

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