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2007年7月 1日 (日)

mi-gu

mi-guのことを書く。

mi-guはドラマーのあらきゆうこさんが2003年に結成したソロプロジェクトだ。
同年の4月にリリースされたのがアルバム『migu』であり、このアルバムはヨーロッパでも同時発売されている(ここ
昨年の9月にはセカンドアルバム『From space』がリリースされた。
で、私がセカンドアルバムを購入したのが先月のことである。

正直な話、昨年まであらきさんのことを知らずにいた。
きっかけはSalyuのアルバムで、ファーストアルバム『landmark』の最初の2曲でのスリリングかつタイトなドラミングに、誰だろうと思ったのが始まりだった。
シングル『Tower』では圧倒的な存在感で、あのSalyuの歌と対等に渡り合うすごい演奏を聴かせてくれたのだが、所詮はCDであるし、ミキシングで何とでもなるものだろうと思っていたのも事実であった。

しかし、今年2月のSalyuのツアーで間近であらきさんのドラムを見て聞いて、ビックリした。
ラッキーなことに、最前列でほんの数メートルのところににあらきさんが位置し、音圧を直に感じることができた。
このツアーでは右からドラム、ベース、ギター、キーボードという配置で、それはまたとても斬新に聞こえたものであった。
ツアーのレポートではSalyuの歌声に圧倒的な感銘を受けたので、そのことばかり書いてしまったのだが、あらきゆうこという希有な才能にも同じくらいの衝撃を受けたのであった。

このひとのドラムには力強さと同じくらいの繊細さがあり、それが実に微妙な均衡を保っているのが素晴らしい。
「Tower」などではリズムの洪水のような演奏が聞かれるが、決して気負いはなくて、むしろ全てを包み込むような大きい存在感がある。
ほんとうに良い意味での女性ならではのドラムとはこういうものなのだろう。
バンドの中で自分だけが頭ひとつ飛び出すというのではなく、全体のヴォルテージをさりげなく高揚させるのは大変な力量じゃないだろうか。

そんなあらきさんが、ソロプロジェクトでアルバムを出していたのを知り、さてどんなものかと聞いてみた。
まず最初にセカンドアルバム『From space』を購入したのだが、これは素敵な音楽だ。
あらきさんはドラムの他に歌も歌われているが、柔らかく素朴な感じの声が程良く音楽に溶け込んでいて、耳に優しい。
ほとんどの曲が英語で歌われているが、5曲目の「from space strings」の中で、あらきさんの「あれ?」というつぶやきが聞こえたときに、このアルバムがすごく親しみのあるものに聞こえた。
それはファーストアルバム『migu』の7曲目「JAZZ」の途中で聞かれる「疲れたら、休憩」というセリフ?でも同様で、きっとこの人は優しい人なんだろうなと思わせてくれるのだ。
目下のところ、mi-guのこの2枚のアルバムは私のiPodではいちばん聞かれる回数が多いアルバムである。

私は不勉強なのでCORNELIUSもCOILもPolarisもまともに聞いたことがなく、あらきゆうこさんの演奏活動の全貌を知ることなどは不可能だと思うが、機会があればもっとゝ実演に接してみたいと思わせてくれる素敵なドラマーでありアーティストだ。
そんなあらきさんは現在ヨーロッパでCORNELIUSのツアーの真っ最中である。

今年の後半にmi-guの活動はあるのかな。

Migu

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