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2006年12月 3日 (日)

NOT DEAD LUNA

『Dadada ism』は1992年にリリースされたYapoosのアルバムである。
前作『ダイヤルYを廻せ!』が円熟味を漂わせる傑作アルバムであったのに対し、このアルバムではYapoosの攻撃性が強調されているため、ややアクの強さととっつきにくさが感じられる。
タイトルチューンの『ダダダイズム』の歌詞にあるように「破壊こうちく、体制、革命、新体制」がこの時期のYapoosにも起こっていたのだ。
もちろんこのアルバムより参加しているライオン・メリィ作曲の『12階の一番奥』に見られるリリカルな感じや、中原信雄作曲の『君の代』での戸川純の歌唱などあからさまに美しい部分もこのアルバムには見られるのだが、ところどころに鋭く突き出たトゲのような曲(『ヴィールス』、『急告』、『テーマ』等)が甘い気分を吹き飛ばす。
Moonlight

しかし、このアルバムを傑作たらしめているのは戸川純作詞、中原信雄作曲のこの曲が収録されているからだ。

NOT DEAD LUNA


塩酸も飲んだし 頸動脈も切ったが
私は死ななかった 死にゃしなかった

輝く月灯り まぶしいほど強い

5階から飛んだし 信号も無視した
だけど死ななかった 死にゃしなかった

月夜に澄み渡る きらきら水のいろ

そして急に恋に落ちた 夢中になった
もうガンガンに愛し合った 幸せになった
やがてまたひとりになって 見上げた空に
月がまるでいのちのよう 光って見えた

断腸の思いで 絶望を見るときも
私は死なないだろう 死にゃしないだろう

輝く月灯り まぶしいほど強い

あれからもっと仕事をした 夢中になった
もうガンガンに働いた 金持ちになった
それもやがて失っても 皆失ったって
月はまるでいのちのよう 尊く光る

Moonlight2
こころが弱くなったとき、この歌を聞いてみるといい。
死にたくなったときも。

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