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2006年8月 6日 (日)

VON DER JUGEND

D2s01_1
"VON DER JUGEND(青春について)"はマーラーの交響曲"DAS LIED VON DER ERDE(大地の歌)"の第3楽章であり、テノールで歌われる。
通常の交響曲であればスケルツォにあたるこの短い楽章は、しかしながら非常に高い完成度を持っていて、特徴的な中国風の五音音階をベースに軽やかに歌われるその詩には厭世観と無常観が漂う。
原詩は李太白によるものであるらしい。

小さな池の真ん中に
緑と白の
陶器の四阿(あずまや)が立っている

虎の背中のような弧を描いて
翡翠の橋が架かっている
四阿に向かって

四阿には仲間が集まっている
良い着物を着て 酒を飲み お喋りをし
大概の奴は詩を書き付けている

彼らの絹の袖は背後にたくし上げられ
絹の帽子は うなじのあたりに
危なっかしく引っかかっている

小さな池の静かな水面では
あらゆるものが
奇妙な映像になっている

緑と白の
陶器の四阿の中のものが
みんな逆立ちをしている

橋の弧も 半月のように
逆さまに映っている
良い着物を着て 酒を飲み お喋りをしている仲間も

(訳:西野茂雄)

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