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2005年12月 5日 (月)

復刻!戸川純

guernicaつい先日、萩原健一さんのDVDが2枚同時にリリースされる(しかもうち1枚は武道館ライブ!)という驚きの告知をいただいたばかりのHMVからのメールマガジンであったが、今週末もまたまた驚かされた。
題して、”戸川純関連、紙ジャケ限定復刻!”。
以下、リリースされる9枚のCDについて簡単に紹介させていただこう。

まず、1982年リリースのゲルニカ『改造への躍動』。
戸川純の実質的なデビューアルバムであり、上野耕路(key)とのデュオで懐古趣味あふれるメロディと可憐な歌声が奇妙な現代性を醸し出す。
2003年の『ゲルニカBOX』にも復刻収録されているが、今回の紙ジャケはこのアルバムの大きなセールスポイントになるはずである。

『玉姫様』が復刻されることに歓声を上げる人も多いだろう。
1983年にリリースされた衝撃的なアルバム。
ほとんどの楽曲がエレクトロニクスのバックであるにもかかわらず、当時流行りのテクノポップにはならず、血と肉を感じさせるところが戸川純の歌唱のすごいところである。
当時”夜のヒットスタジオ”に出演した戸川純(背中に羽をつけていた)にほとんどの出演者が戸惑っていたことが思い出される。
タイトル曲をはじめ、「蛹化の女」「隣の印度人」「諦念プシガンガ」等の代表曲が収録されている。

『裏玉姫』は1984年に”カセットテープ”でリリースされたライブアルバム。
バックはヤプーズでラフォーレ原宿での収録である。
「ベイビーラブ」「涙のメカニズム」等のリリカルな曲、「電車でGO」を経てラストの「パンク蛹化の女」でアナザーワールドに飛び込む戸川純に魅了される。

『極東慰安唱歌』は1985年に細野晴臣が中心となって制作された”戸川純ユニット”としてのアルバム。
バタイユの小説からタイトルを取った「眼球綺譚」をはじめ「戸山小学校校歌」やプッチーニの「ある晴れた日に」等ヴァラエティに富んだワールドミュージックが展開する。

同じく1985年リリースの『好き好き大好き』は戸川純のアイドル性にスポットを当てた作品。
ポップな曲調・アレンジではあるが、辛辣な歌詞と変幻自在な歌唱に翻弄される。
名曲「さよならを教えて」「オーロラB」等。

『東京の野蛮』は1987年のリリースで、いわゆるベストアルバム。
ライブでお馴染みであった「母子受精」「レーダーマン」はこのアルバムにのみ収録されている。

『超時空コロダスタン旅行記』は1984年リリースで、アポジー&ペリジーのクレジットになっているが、細野晴臣とYENレーベルのオムニバスである。
ちなみにアポジー&ペリジーとは当時のニッカウィスキーのCMキャラであるロボットの名。
アポジーは三宅裕司が、ペリジーは戸川純が担当している。
こんなレアなアルバムが復刻されることは驚きである。

『Music For Silent Movies』は上野耕路の1985年のアルバムで全編インストゥルメンタル。
マン・レイ、マルセル・デュシャン等の現代美術作家による無声映画に音楽をつけるという企画で作られた。
相当にマニアックな作品であるが、メロディは温かく、美しい。

『B.G 〜neo Working Song 〜+』は戸川純の妹であり、2002年に自殺してしまった戸川京子の作品。
1984年のデビューシングル「悲しみはリアルすぎて...」と1986年リリースのミニアルバム(全編、作詞=泉麻人、伊藤銀次=作曲)を一枚に収録。
お姉さんと違って、正統派のガールポップであり、少しテクノティストが入った感じ。
しかしこのアルバムの復刻も何故?という気がしてならない。

以上9作品はいずれも2006年2月22日の発売予定となっている。
(萩原さんのDVDと同じ日ですな)
ちなみに2月22日は私の妹の誕生日であり、「愛してタモレ」の谷啓さんの誕生日でもある。

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