珍しい鳥たち
ブラックロビンの回にちょっと触れたが、ニュージーランドに生息する色々な鳥の中でもっとも変わっているのがカカポ(kakapo)である。
カカポはオウムの仲間であるが飛ぶことが出来ない。
自分の体重が重すぎるため地面を歩き回るだけである。
そう、カカポは世界で最も重いオウムである。
体長は60cm、体重は4kgほどもあり、その寿命は60年以上という。
カカポは別名をフクロウオオムというが、それは見た目の類似性とともに夜行性であることから呼ばれているのである。
地面に穴を掘り、豚のように鼻をならしたりするこの変なオウムは1970年代になって本格的に保護が始まり、現在百羽ほどが生息しているようである。
詳細は『カカポ絶滅救済計画』のサイトを参照してもらいたい。
アメリカ中西部の草原に生息している珍しい鳥がアナフクロウ(アナホリフクロウ)である。
通常、フクロウの仲間は樹木に巣をかまえるのであるが、アナフクロウは地面に巣穴を持ち、ヒナはそこで育てるのである。
巣穴は自ら掘るわけではなく、草原に住むプレーリードッグやジリスの使わなくなった穴をちゃっかり使用するのだ。
その代わりに(?)プレーリードッグやジリスが食べ物を求めて草原を探索中には、上空を中心に見張り役を務めて、ワシなどを発見すると「ホー、ホー」と鳴いて知らせるのである。
アナフクロウは他のフクロウよりも長めの脚を持っている。
これは草原をニワトリのように歩き回って狩猟をするのに適応したためである。
もう一つ特筆すべき能力をアナフクロウは持っている。
それはホバリングといって、空中で羽ばたいたまま静止できるのである。
木の少ない草原で獲物を見つけるために必要となる技術なのだろう。
ホバリングといえば、世界最小の鳥であるハチドリ(hummigbird)が知られている。
ハチドリが生息するのは中南米と北アメリカである。
メタリックな羽の色を持ち、その種類は300種以上もあるという。
ハチドリのくちばしは長く、花の蜜を吸うのに適しているが、それ以外にもショウジョウバエなどの昆虫も食料としている。
ついでに書けば、鳥にとって昆虫は一番のごちそうである。
タンパク質やカルシウムを豊富に含み、すばやくエネルギーに変えられる昆虫は鳥たちのファーストフードなのである。
さてハチドリという和名を持っているものの、日本には生息していない。
繊細な鳥なので気候条件等が合わないと自生が困難なのであろう。
アメリカではポピュラーな鳥であることはGibsonのアコースティックギターのHummingbirdをみても分かるように、さまざまなモチーフとして使われていることでもわかる。
(さらにナスカの地上絵にも!)
仲の良い夫婦をおしどり夫婦というぐらいだから、小さい夫婦のことをハチドリ夫婦と呼んでもいいかもね。
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